セバスチャン・ベッテルは、ヨーロッパGPで力強いパフォーマンスを見せて6位入賞を果たしたが、この状態を維持することは簡単ではないと語る。ベッテルは、ヨーロッパGPの予選Q2で最速タイムを記録し、レースでは6位でフィニッシュ。チームに貴重なポイントをもたらした。フェラーリエンジンを搭載するSTR3は、パワートラックであるスパやモンツァでアドバンテージになるだろう。しかし、ベッテルは慎重に現状を見つめている。
「僕たちは地に足を付けていなければならない。トップ10の全てが接近していると思うし、今週トップ10に入ったことさえ、僕たちにとっては素晴らしいことなんだ」「僕たちの目標は、まずポテンシャルを100%全て引き出すことだし、僕たちができるベストを尽くすことだ。」「今週達成したことを繰り返すことが目標だ。でも、それは非常に、非常にタフなことだろう。僕たちは今週末とても良い仕事をした。僕たちはミスをしなかったし、ほとんどの時間マシンはトラックにいた。それが重要なことだ」「僕たちはマシンに多くのことを見い出しているようだ。僕たちは強いパッケージを持っているし、いくつか良いレースができると信じている。でも、より多くのポイントを獲るために残りのシーズンでトップ10にいるのは並のことではない」しかし、ベッテルはSTR3のシャシーが、高速コーナーでより快適で、低速では苦労しているので、ベルギーGPでは良いだろうと認めている。「ベルギーは、僕たちに非常に合っているサーキットだろう。たいてい、高速コーナーや高速トラックの方が僕たちにとって良いんだ。ここバレンシアは多くの低速コーナーがあり、最終的に僕たちはここで競争力があった。将来へとても自信になったね。」「でも、僕が言うように、地に足をつけていなければならないし、学習し続け、常に改善しなければならない。そのあと、僕たちがスパでどこにいるかがわかるだろう。」