マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1中国GP予選後、自身のマシンについて「完全に運転不能」と厳しく評した。大幅なセットアップ変更を施して臨んだものの、改善は見られなかったという。レッドブル・レーシングは上海での週末を通じて苦戦が続いており、フェルスタッペンはスプリントでも8番グリッドからスタートで後退し、一時14番手まで落ちながら最終的に9位で終えた。
日曜の決勝に向けた予選でも状況は好転せず、アンドレア・キミ・アントネッリが記録したポールポジションのタイムから約1秒遅れの8番手にとどまった。大幅変更でも「違いはゼロ」日曜の決勝に向けた見通しを問われたフェルスタッペンは、厳しい現状を隠さなかった。「正直なところ、あまり期待していない」「マシンにかなり多くの変更を加えたけど、違いはゼロだった」「週末を通してずっと遅れていた。マシンは完全に運転不能だ。基準にできるようなものすら作れない。どのラップも生き残るだけという感じだ」とフェルスタッペンは語った。テレビ取材エリアでも、その見立てはさらに厳しいものだった。「僕たちはいるべき場所にいるし、明日もおそらくそのあたりでレースをすることになるだろう」問題の本質はパワーユニットではないフェルスタッペンは、パワーユニット側にもわずかな差はあると認めつつ、それが主因ではないと説明した。「パワーユニット側にも少し違いはある。でも、僕たちがこれほど大きく失っている一番大きな要因は、たぶんそこではない」「マシンがそれを許してくれないから、まったくプッシュできない。だからクルマを自分でコントロールしている感覚がないんだ。ただスピンしてしまうだけだ」スプリントの課題は判明も不安は拭えずフェルスタッペンは、スプリントでスタート直後にポジションを落とした原因については把握できたと明かした一方で、不安も口にした。「原因は分かった。修正できるといいけど、そうでなければまた20番手だ」また、これは開幕戦オーストラリアGPのスタート時に複数ドライバーを悩ませたバッテリーのチャージ問題の再発ではないとも説明した。さらに今後を見据えても、今回の苦戦をサーキット特性だけの問題と見ることには慎重だった。「そうだといいけど、マシンに何も変更を加えなければ、僕たちは常に4番手のチームになるだろう」一方で、アイザック・ハジャーも土曜午後の予選でフェルスタッペンを上回ることはできず、9番手に終わった。レッドブル陣営にとって中国GPは、決勝に向けても厳しい戦いが続く見通しだ。