マックス・フェルスタッペンは、レッドブルの新チーム代表ローラン・メキースの就任初期の働きぶりについて「やり方が気に入っている」と語った。フランス出身のメキースは、イギリスGP後にクリスチャン・ホーナーの後任として就任。2005年のF1参戦以来、6度のコンストラクターズタイトルを獲得してきたチームを率いるのは、ホーナーに続き2人目となる。
ホーナー退任のニュースはモータースポーツ界に衝撃を与えたが、次戦ベルギーGPが開催されたスパのパドックでは、すでに通常業務が再開されていた。今後チーム内で大きな変化が起こる可能性は高いが、メキースはまず現状を把握する段階にあり、即時の大改革は行われていない。メキースの手腕に期待感2026年末までチーム残留を決めているフェルスタッペンは、こうした変化が今季中に成果として表れる可能性は低いとしながらも、メキースのアプローチを高く評価した。「そうだね、どのケースでもそうだと思う。まだ本当に初期段階だけど、ローランのやり方は気に入っている」とフェルスタッペンはコメント。「すごくモチベーションが高くて、僕やチームに正しい質問を常にしてくる。それがいいんだ」「今年中にその効果を見るのは難しいけど、来年、再来年にはチームに彼の色が出てくると思うし、それがとても楽しみだ」このコメントは、ヘルムート・マルコが「今季最悪」と表現したハンガリーGPの直前に出たものだった。フェルスタッペンは予選8番手、決勝9位でわずか2ポイントの獲得に終わり、ドライバーズ選手権首位のオスカー・ピアストリとの差は97ポイントに広がった。一方の角田裕毅は予選16番手でQ1敗退となり、決勝はピットレーンスタートから16位フィニッシュ。5月のエミリア・ロマーニャGP以来、ノーポイントが続いている。ハンガリーGP後、フェルスタッペンはメキースとの関係についてさらに踏み込んで説明した。「彼はとてもオープンマインドだ。僕らのコミュニケーションはこれからもっと良くなっていくだろうけど、現時点でもすごくうまくいっている」と語った。