マックス・フェルスタッペンは、レッドブルF1でのチームメイト時代に起きた論争的な出来事に関するセルジオ・ペレスの発言について、重要視しない姿勢を示した。フェルスタッペンとペレスは、2021年から2024年までの4年間、レッドブルでチームメイトとしてともに過ごした。この間にフェルスタッペンはF1ドライバーズタイトルを4連覇し、レッドブルもF1コンストラクターズタイトルを2度獲得した。
その在籍期間のほとんどでフェルスタッペンがペレスに対して大きな優位性を持っていたが、2022年シーズン序盤は、ペレスが最もフェルスタッペンに迫った時期だった。ペレスはモナコGPでポールポジションを逃しつつも優勝を飾ったが、その予選終盤にクラッシュを喫していた。その後、フェルスタッペンがペレスに対して遺恨を抱いていたことが明らかになった。フェルスタッペンは、ペレスが意図的にクラッシュして自らのグリッド順位を守ったと感じていたのだ。ペレスはポッドキャスト『Desde el Paddock』に出演した際、この件の詳細については将来出版する書籍で明かすつもりだと語っている。またペレスは、フェルスタッペンが「トラック上で物事を解決したがる」タイプであることに言及した。実際フェルスタッペンは、2022年サンパウロGPでチームからの指示に従わず、ペレスにポジションを譲らなかった。ペレスは当時、シャルル・ルクレールとドライバーズランキング2位争いをしていた。「モナコでの件について、マックスは納得できていなかった」とペレスは説明した。「でも彼はそのことを僕に直接言わず、心に秘めたまま6~8ヶ月後に持ち出してきたんだ。その時、僕らは話し合って、すべて解決した。「彼はモナコの予選の件を心に引っかけていた。次のバクーで話をして、それで全て片付いた」「でもマックスってそういうタイプなんだ。心に溜め込んで、最後には大抵トラック上で発散する」フェルスタッペン「ペレスとは素晴らしい関係にある」フェルスタッペンはペレスのコメントに関する質問に対し、すぐにその重要性を否定し、メディアが発言を歪曲しているのではないかと示唆した。「いや、でも君たちの質問の仕方は、彼が意図したものとは違うと思う」とフェルスタッペンは語った。「僕はチェコとの関係は素晴らしいと思ってるし、僕らは素晴らしいチームメイトだった。彼をすごくリスペクトしているし、彼も僕のことをリスペクトしてくれている。それだけだよ」「また近いうちにパドックで彼と会えるのを楽しみにしているし、まだ僕のヘルメットを彼に渡さなきゃいけないんだ」「彼が僕にすごく素敵なメッセージ入りのヘルメットをくれたから、僕もお返しに僕のヘルメットを渡すって約束したんだ。できればメキシコあたりで渡せたらいいなと思ってる」「だから、メディアで何が書かれていようと、僕はチェコがどんな人かをわかってるし、僕らの関係はすごく良いと思ってるよ」