マックス・フェルスタッペンは、ル・マン24時間レースにハイパーカーで出場することについて世界耐久選手権のチームからオファーがあったことを明らかにした。3度のF1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンは、過去に何度もこの名誉ある耐久レースへの出場を望んでいると発言しており、チーム・レッドラインの一員としてバーチャル版にも参加したこともある。
しかし、今年のサーキット・ド・ラ・サルテでのレースを前に、マックス・フェルスタッペンは、将来の勝利を目指して彼を獲得しようとしているチームからのアプローチについて言及した。会話が行われたと質問されたフェルスタッペンは「もちろん、特定のチームから連絡を受けることもあるが、適切なタイミングで適切な方法で行われなければならない」とAutosportに語った。「僕も決断を急ぐつもりはない。新しいマシンに関しては、最終的に Balance of Performance の問題が残っているし、それは難しい問題なので、すべてが完全に理解されるまでには少なくともあと1~2年はかかるだろう」F1とル・マンを同じシーズンに戦った最後のドライバーは、2015年のポルシェで優勝したニコ・ヒュルケンベルグだった。以前、マックス・フェルスタッペンは、ル・マンへの参戦はF1でのキャリアを終えた後になると以前示唆していたが、その姿勢を若干和らげたようだ。「うまくいくかどうかは準備次第だ」とフェルスタッペンはコメント。「僕が普段シミュレーターでやっていることと少し似ている。イモラ・サーキットでの週末に、きとんと準備ができていなければ、そのシミュレーターレースには出場しなかっただろうね。でも今回は準備ができたので、可能だった」「もちろん、ル・マンとF1を同じ週末に走らせることはできないけど、うまく組み合わせることができれば、F1シーズン中にできると思う」ハイパーカーのレギュレーションは、2021年の最初の適用以来、まだ発展途上にある。その後、LMDhとの収束が進み、トップクラスのエントリーリストが急増している。しかし、フェルスタッペンは、ルールセットの特定の欠陥が解消されるまで、シートに飛びつく前にじっと待つことに満足している。「新しいレギュレーションもあるし、僕にとっては参戦するにはまだ早いと思う。クルマ間のBOPをもう少しうまく整理する必要があると思う」この質問はF1モナコGPの木曜記者会見で行われた。同じ会見には角田裕毅が出席していた。「裕毅、僕のチームメイトになってくれない? 君はかなり軽いので、きっと飛ぶように走れると思う。君なら僕の体重を補ってくれるはずだ!」と語った。「あちこちで当たり外れがあるように思う。それに、僕にとってはドライバーの体重も気になる。僕はキットを装着すると80キロになるかもしれないけれど、55キロや60キロになるドライバーもいる。裕毅に悪気がわるわけじゃないけどね!」「でも、それではル・マンに行っても、チャンスはない。1周あたりすでにコンマ数秒の差がある。その差は驚くほど大きい」「だから、それを解決する必要がある。遵守すべき平均重量または最低重量を設定する必要がある。しかし、将来は間違いなくレースに参加したいと思っている。ああ、素晴らしいイベントだ」2025年のル・マン24時間レースは、カナダグランプリと同じ週末に行われるという日程の衝突により、来年のフェルスタッペンの出場はすでに除外されている。
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