マックス・フェルスッタッペンは、鈴鹿サーキットでメルセデスが以前使用していた悪名高い“ゼロポッド”を彷彿とさせるサイドポッドが導入されるかもしれないと報じられている中、レッドブル・レーシングの日本GPでのアップデートについての質問にはにかみながら答えた。ワールドチャンピオンであるレッドブルがRB19のコンセプトを継続せず、今年のRB20でよりメルセデスらしいデザインに移行したことはパドックの多くを驚かせたが、2月にはこれが切り替えの始まりにすぎないと主張されていた。
2024年のレッドブル・RB20が、グラウンドエフェクト・エアロダイナミック時代の最初の2年間にメルセデスが採用したものの、廃止されたエンジンカバーを採用し、メルセデスの失敗作である“ゼロポッド”コンセプトに少し似たサイドポッドを備えていたことに、F1ファンと識者はさらに驚いた。しかし、さらに驚くべきことに、RB20が発表された直後、レッドブルはゼロポッドの再現をさらに進め、当初のRB20のデザインよりもメルセデスの落としたコンセプトのほうに向かうと主張された。鈴鹿サーキットで“ゼロポッド”レッドブル・RB20は登場するのか?日本GPはレッドブルのゼロポッドコンセプトの最初のレースとして注目されている。Autosportは「F1が4月上旬に日本に移ると、気温が下がり、冷却の限界も低くなるため、RB20はメルセデスのサイズゼロのサイドポッドを彷彿とさせるデザインにアップグレードされるだろう」とは主張している。しかし、フェルスタッペンにアップグレードの確認や詳細を求めてはいけない。「まあ、つまり、色は同じになるだろうね」とフェルスタッペンは語り、こう付け加えた。「今にわかるよ」ポールポジションから開幕2連勝を飾ったフェルスタッペンはオーストラリアGPでもポールポジションを獲得していたが、ブレーキトラブルでリタイア。ドライバーズ選手権を4ポイント差でリードフェルスタッペンは、大好きなサーキットである日本GPで巻き返しを狙う。「今のところいい感じだけど、もちろん、みんなクルマの特性は少しずつ違うから、去年のように本当に競争力があるとは限らない」とフェルスタッペンは語った。「でも、とても楽しみなトラックだし、興奮している」「クルマには自信があるし、フィーリングもいい。特に(メルボルンの)ポールポジションは獲れはずだったと思うけど、あのラップは本当に良かった」。「だからまたいい週末を過ごしたいし、マシンのフィーリングもいいものにしたい」