マックス・フェルスタッペンは、2024年F1第1戦バーレーンGPの予選でポールポジションを獲得。低調なスタートから一転、土曜日の開幕戦のスタートにむけて「すごく楽しい」セッションだったと語った。Q3の最初の走行で先頭に立ったフェルスタッペンは、2回目のアタックで1分29秒179を記録し、ライバルであるフェラーリのシャルル・ルクレールにコンマ2秒、メルセデスのジョージ・ラッセルにさらにコンマ1秒差をつけてフィニッシュした。
セッション後に感想を求められた現役ワールドチャンピオンのフェルスタッペンは「すごく楽しかった。トラックはグリップがあったけど、ここ2日間は風が強くて、ラップをまとめるのが難しかった。それは予選でも同じだった」と答えた。「Q1、Q2は、路面が出来上がってくるにつれて自然と速くなるけど、Q3ですべてを出し切るのは少し難しかった。でももちろん、ポールポジションはとてもうれしい。正直なところ、ちょっと予想外だったけれど、予選では幸運にもクルマが僕たちのところに来てくれたし、クルマ全体がもう少し満足できた」フェルスタッペンは、週末に行われた3回のプラクティスセッションではいずれもリードできなかったものの、金曜日のレッドブル・レーシングのセットアップ調整が功を奏したようだと語った。「昨日も言ったけど、完璧なバランスを得るためには、マシンのちょっとしたところを微調整する必要があった」とフェルスタッペンは語った。「この風でそれは不可能だったけど、幸運なことに、今日は正しい方向に進んだと思う。 マシンをもう少しプッシュすることができたし、運よく予選でもう一歩前進することができた」バーレーンで2年連続でポールポジションからスタートするフェルスタッペンは、レースペース、そして後方のマシンを心配しているかとの質問に「レースではいい感じだし、もちろんそれが一番大事なことだけど、明日になればわかる。強いレースができると確信している」と答えた。マックス・フェルスタッペン「今日ポールポジションに戻れてとてもうれしい!テストはとても良かったけど、今週末はもう少しトリッキーだった。風がかなり強く、トリッキーなコンディションだったため、マシンのバランスをうまく取るのが難しかった。予選に臨むにあたって、自分たちがどの位置にいるのか誰も知らなかったし、とてもタイトだった。これはスポーツにとってエキサイティングなことだ。FP3から予選にかけてマシンを改良し、パフォーマンスも向上させた。Q3ではもう少しグリップが増した。最終的には、マシンのパフォーマンスには満足しているし、今日もまた戦えたことに満足している。明日に向けて、いい感触を得ているし、レースに向けて自信を持っている。レースでは何が起こるかわからないから、タイヤをベストな状態に保つことが重要だ。いいレースカーがあるので、今日と同じようなパフォーマンスを見せられることを願っている」