マックス・フェルスタッペンは今週末、テキサス州オースティンで行われるF1アメリカGPでのキャリア50勝目を目指す。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのアメリカGPで連勝しており、今回は日曜日のメインイベント前の土曜日にスプリント形式でレースが行われ、ハットトリック達成を目指している。
F1が2戦続けてスプリントを行うのは今回が初めてで、テキサスでのレースはカタールに続くものとなる。ロサイル・サーキットではフェルスタッペンが17戦14勝目を挙げ、3度目のワールドチャンピオンに輝いたが、26歳のフェルスタッペンはまだ記録を残しており、その手を緩めるつもりはないようだ。フェルスタッペンの父ヨスは、残り5戦に向けたフェルスタッペンのモチベーションについて尋ねると「彼はすべてのレースで勝ちたいと思っている」とReutersに語った。フェルスタッペンは昨年6月、トリプルチャンピオンのアイルトン・セナのキャリア通算41勝を追い抜き、オースティンで勝利すれば、続くメキシコのレースで4度のチャンピオンに輝いたアラン・プロスト(51勝)に並ぶことになる。その後、ブラジルの週末スプリントレースでも勝利を収めれば、11月のラスベガス・ナイトレースでセバスチャン・ベッテルが記録した53勝に並び、アブダビではミハエル・シューマッハ(91勝)、ルイス・ハミルトン(103勝)に次ぐ歴代3位となる可能性がある。彼自身の2022年シーズン15勝の記録は、3連線の最初のレースとなるオースティンで更新される可能性がある。3度のF1ワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンは1シーズンの最多周回記録(739周を数える)も更新中で、反時計回りで起伏が多く、バンピーなコースとして知られるオースティンでさらに周回を重ねるはずだ。とはいえ、フェルスタッペンも先走るつもりはないようで、「僕たちにとってはかなり慌ただしくなるかもしれない。気温も高そうだから、またタフなレースになると思うよ」と語った。
全文を読む