マックス・フェルスタッペンは、レース中に2度の雨に見舞われたF1オランダGPで優勝。今季11勝目は簡単なものではなかったと語った。フェルスタッペンはザントフォールトでのホームグランプリをポールポジションからスタートしたが、オープニングラップに雨が降った。インターミディエイトに履き替えて最初にピットインしたチームメイトのセルジオ・ペレスにリードを奪われたフェルスタッペンだったが、トラックが乾いてくるとペレスの後ろでスリックタイヤに履き替え、すぐにリードを奪い返した。
その後、フェルスタッペンはレースをリードしたが、終盤に2度目の雨が降り、赤旗中断と6周の再スタートを経て3連勝を飾った。ワールドチャンピオンはこの結果を「信じられない」と表現した。「今日は天候のせいで、常に適切な判断を下すのが容易ではなかった」とフェルスタッペンは語った。「でも、信じられないほど誇りに思っている」フェルスタッペンの勝利は、現オランダ君主のウィレム=アレクサンダー国王を含む、出席した10万人のファンを再び喜ばせた。「スタート前の国歌斉唱のとき、すでに鳥肌が立っていた」とフェルスタッペンは語る。「雨という悪天候のなかでも、ファンの熱狂ぶりはすさまじかった。 信じられないような雰囲気だった」今季11勝目を挙げたフェルスタッペンは、セバスチャン・ベッテルとアルベルト・アスカリが持つグランプリ9連勝の記録に並んだ。しかし、2度のワールドチャンピオンにであるフェルスタッペンは、記録にこだわるつもりはないと語る。「来週考えることにして、まずはこの週末を楽しみたい」とフェルスタッペンは語った。「いつも大変だよ。パフォーマンスを発揮するというプレッシャーがかかっているけど、もちろんここで勝ててとてもうれしい」マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)「オランダで勝って、想像もしていなかった9連勝という偉業を成し遂げることができ、とても誇りに思う。レースが始まる前にオランダ国歌を聞いて鳥肌が立った。レースは雨が降り慌ただしい場面もたくさんあり、落ち着いて正しいタイミングに正しい判断をすることが重要だった。母国でのレースウイークはとてもすばらしい雰囲気に包まれ、ファンのおかげでこの勝利がより特別なものに感じた。土砂降りの雨で観客の皆さんはずぶ濡れだったはずだけど、それでも音楽に合わせて踊ったりしてすばらしい時間を最後までサーキットで過ごしてくれたようで感謝している」
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