マックス・フェルスタッペンは、ザントフォールトでのホームレースでの自身とレッドブル・レーシングの金曜日のパフォーマンスに満足しているが、今週末のF1記録に匹敵する9連勝に照準を合わせるにあたり、彼と彼のチームは「いくつかのことを微調整」する必要があると考えている。これまで8連勝、そしてザントフォールトでは2連勝しているフェルスタッペンは優勝候補の一角としてこの週末に臨み、プラクティス1ではフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を抑えてトップタイムを記録する好スタートを切った。
しかしFP2では2番手タイムで、ライバルのランド・ノリスに0.023秒及ばなかった。それでも2度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、金曜日の走りに満足していた。初日を振り返ったフェルスタッペンは「かなり良かった。クルマでいろいろと試してみた。FP2はもう少し難しかったと思う。でも、全体的にFP2は常に多くのマシンが周囲にいたため、クリーンなラップを獲得するのは本当に難しかったと思う」「問題はなかったけど、いくつか改善したい点はある。でも、ロングランでもマシンのハンドリングは非常に良かったので、全体的にはかなり良い一日だったと思う」中速域でのRB19の問題について不満を漏らしていたフェルスタッペンは、マシンについて何か懸念があるかとの質問に「特定のコーナーではバランスに満足できなかっただけだ。そこをもう少し解決すればいいだけだ」と答えた。フェルスタッペンは、FP1の終盤、ターン12でグラベルを通過するアクシデントにも見舞われた。しかし、彼はミスの原因を説明し、コース上の砂のせいではないことを明らかにした。「周りにはいつも砂が少しあるけど、前のマシンに近づきすぎたと思う。それでもブレーキを遅らせられるかどうかを試したかった」とフェルスタッペンは説明した。「オーバーステアになったとたんにスピンとかしたくないので、グラベルトラップを越えたけど、すべてコントロール下にあった」土曜日の予選を見据えると、FP2でのシミュレーション走行を終えた上位16人が0.763秒差でひしめいており、ポールポジション争いは厳しいものになりそうだ。しかし、フェルスタッペンはマシンに自信を見せた。予選への展望を聞かれたフェルスタッペンは「まだいい感じだ。クルマは明日も良い1日を過ごせるポテンシャルがたくさんあると思う。いくつかの微調整が必要だけど、前に行けると確信している」と語った。