マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングがF1を支配していることに人々が退屈しているのは理解できると語った。フェルスタッペンとレッドブル・レーシングは、2023年シーズンに圧倒的なスタートを切り、昨年獲得したチャンピオンシップを防衛すると広く期待されている。しかし、フェルスタッペンは、2021年のルイス・ハミルトンとの1年間のバトルや、程度は違うものの、翌年のシャルル・ルクレールとのようにもっと自分の手で戦いたいと語った。
「いい競争相手がいるのはいいことだ」とフェルスタッペンは先週末のモントリオールで語った。「正直なところ、2021年はもちろん楽しかったけど、2022年の戦い方も楽しかった。もちろん、最初のほうは信頼性の問題もあったし、クルマも少し重かったけど、最後のほうは本当に圧倒的だった」1つのチームによる独占は、一部の視聴者にとって不快なものになる可能性があるが、フェルスタッペンは、F1ではこれまでにも何度もあったことだと指摘する。「もちろん、1チームだけが支配的だと人々が少し退屈していますのはわかる」とフェルスタッペンは語った。「メルセデスでも見てきたし、過去にはフェラーリでも見てきた。レッドブルでも過去に見てきた」「だから、もっと多くのチームが拮抗することを願っている。そうすれば、たとえちょっとした問題があったり、100%のセットアップが達成できなかった場合、別のチームが勝てるようになると思うフェルスタッペンがレッドブルに加入した2016年は、メルセデスが圧倒的な強さを誇っていた時期だった。彼はその年、メルセデスのドライバーたちが勝てなかった2つのレースのうち1つを制したが、彼らの優位性を抑えるためにルールを変更することを主張したことはないと語った。「すべてはハードワークの賜物であり、彼らがやっていたことは評価できる」とフェルスタッペンは強調した。「当時はとても印象的だった。だから、それを止めなきゃいけないとか、そういう気持ちはまったくなかった。もっと努力して追いつこうとすることが重要だった」フェルスタッペンは、今年の残りのレースすべてではないにせよ、ほとんどのレースで優勝候補であり続ける可能性が高いが、競争への衝動は影響を受けていないと述べた。「自分には勝てるマシンがあるということが分かっているので、おそらくさらにモチベーションは高まるだろう」とフェルスタッペンは語った。「週末に5番手とかベストでないときがあったとしても、まだとても良いことだけど、レースに来て勝てることがわかったときよりも逆にモチベーションが下がるかもしれない」
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