レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、今シーズン最初の3レースで3回のリアイアを経験した後、現時点でF1タイトルを「信じられるわけがない」と語る。マックス・フェルスタッペンは、先週末のF1オーストラリアGPで2位を走行中にRB18の燃料システムに問題が発生したことでリタイアとなった。
同様のストーリーは、開幕戦F1バーレーンGPでも起こっており、異なる燃料ポンプの問題でレース終盤にリタイア。2つのレースで本来ならば獲得できていたはずの38ポイントを信頼性の問題で失った。その結果、チャンピオンシップで首位に立つシャルル・ルクレールから46ポイント差の6位に沈んでおり、2021年の初タイトルを防衛するという希望をくじいている。マックス・フェルスタッペンは、まだ20レースが残っている長いシーズンであることを把握しており、「僕たちには45レースが必要だ」と冗談交じりに語っていたが、レッドブル・レーシングはフェラーリに先んじるためにもっとペースを見つけなければならなかったと語る。「チャンピオンシップはすでにここまで差をつけられている。46ポイントだよね。これからは前に必要がある」とマックス・フェルスタッペンは語った。「僕たちはもっと速くなる必要があるけど、現時点ではそうではない。そして、僕たちには信頼性が必要だけど、それもない。だから、取り組むべきことがたくさんある」今年のタイトルのチャンスをについて質問されたマックス・フェルスタッペンは「考えてさえいない。現時点では信じられるわけがない」と語った。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、リタイアがマックス・フェルスタッペンのタイトルの希望に与えたダメージについて考えることに消極的だ。「我々はチャンピオンシップへの道のりの10%強に過ぎない」とクリスチャン・ホーナーは語った。「したがって、まだまだたくさんのことがあると思う。心強いことは、我々が速い車の基礎を持っているということだ」また、クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンがオーストラリアのDNFの失望から立ち直るだろうという自信を表明した。「彼が最初に車から降りたとき、明らかにイライラしていたが、彼は我々全員がチームとして一緒にいることを知っている」とクリスチャン・ホーナーは語った。「我々は立て直せる。イモラで力強く戻ってくると確信している」