レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2022年シーズンの開幕戦に向けてパフォーマンス不足を主張するメルセデス勢の発言をまったく信じていない。メルセデスF1は、バーレーンでの3日間のF1プレシーズンテストをジョージ・ラッセルがC3タイヤで5番手タイムで終えており、ラッセル、ルイス・ハミルトン、そして、その他のメルセデス陣営からのメッセージは、現時点ではタイトル候補としては見なされないとしている。
ジョージ・ラッセルは、メルセデス W13のパフォーマンスは「レッドブルとフェラーリに対して一歩遅れている」と主張し、ルイス・ハミルトンは「現時点では勝利を争うことはできない」とし、勢力図のトップにはスクーデリア・フェラーリの2台が並んでいると述べている。だが、フェラーリのカルロス・サインツは、それらの発言をメルセデスF1の“典型的”な戦略だと却下し、マックス・フェルスタッペンは、以前にも同じようなストーリーは耳にしており、タイトル防衛に向けてメルセデスF1を決して除外することはないと語った。「うまくやっている人や誰もがうまくいくと期待しているチームが『やばい、僕たちは間違いなく優勝候補ではない』と言っていたとしても、1週間後、事態がうまくいくと、突然『でも、僕たちは1週間以内に完全に好転させた。通常ではあり得ない、信じられないほどの仕事だ。ファクトリーのみんなありがとう』となるだろうね」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「そして、同様に控えめなテストパフォーマンスの後の2021年の最初のレース週末の間、彼らはまだ非常に強かった」マックス・フェルスタッペンが、タイトル候補からメルセデスF1を消しているわけではないのは確かだが、“一貫して速い”スクーデリア・フェラーリにもう少し焦点を合わせているようだ。「それは彼らが現時点で明らかに安定した車を持っていることを示している」とマックス・フェルスタッペンは続けた。「とにかく彼らは良さそうに見えるし、問題もほとんどなかった。来週、誰が最速かが分かるけど、これまでのところ、彼らは非常に良いテストを行っている」「過去2年間は彼らにとって素晴らしいものではなかったし、他のいくつかのチームよりも少し早く今シーズンを見始めるものだ」「彼らが2022年の車で僕たちよりも通常より早くスタートしたことは問題ない。最終的にこのような新車ではシーズン中の開発率が最も重要だ」