レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、非常に激しいルイス・ハミルトンとの戦いを制してF1ワールドチャンピオンを獲得できたのは、2021年シーズン中に「ポジティブまたはネガティブになりすぎない」ことが重要だと語る。2021年のF1タイトル争いは、F1史上最も劇的なもののひとつであり、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは47年ぶりとなる同ポイントで最終決戦を迎えた。
そして、二人の戦いは物議を醸したセーフティカーの手順に続くファイナルラップのリスタートで決着がついた。ターン5でルイス・ハミルトンをオーバーテイクしたマックス・フェルスタッペンは、残りのラップでルイス・ハミルトンを抑えて初の栄冠を手にした。不安は感情的にならないマックス・フェルスタッペンだが、ピットレーンに戻るラップの無線で泣いてしまったことを認めている。2021年にF1ワールドチャンピオンを獲得する鍵となった部分について質問されたマックス・フェルタッペンは「他の人が何をしているのか、どれだけ隠してるのかは分からないので、私はいつも非常にニュートラルだった」と説明した。「でも、ポジティブだったのは、プレシーズンテストでマシンのバランスが良く、マシンをとても快適に感じていたということだと思う」「最初のレースでは本当に良さそうだった。でも、シーズンを通して、他のマシンよりも少し良いトラックがいくつかあるので 『まあ、たぶんトラックによるものだろう』と思っていた」「それ以降、とても重要だったのは、ポジティブでもネガティブでもなく、ニュートラルでいたことだったと思う。僕は常に真ん中に留まっていた」今シーズン、メルセデスとレッドブル・ホンダのマシンの差はほとんどなく、ドライバーが最終的な違いを生み出した。マックス・フェルスタッペンは10勝、ルイス・ハミルトンは8勝を挙げ、チャンピオンシップのリードは勢いにとって数回入れ替わった。史上4番目に若いF1ワールドチャンピオンとなったマックス・フェルスタッペンは、初タイトルを獲得できると本当に信じていたかと質問された。「僕が首位に立って、2位に戻り、再び首位に立ったりしていたので、言うのは難しい」とマックス・フェルスタッペンは語った。「すべてのレースで勝つか2位になる可能性があったので『オーケー、僕たちはタイトルをバッグに入れている』と思ったポイントはなかった」「勝つか2位かという点で違いを生むことができる場所は、細部への注意が重要だった」