レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年F1ベルギーGPの予選でポールポジションを獲得。それでも「もっお良い仕事ができたかもしれない」と振り返る。Q3開始前には再び大雨となり、不安定なコンディションの中でセッションがスタート。ウエットタイヤを装着したランド・ノリス(マクラーレン)が、アタックの1台目となりましたが、オー・ルージュでコントロールを失い、激しいクラッシュを喫し、赤旗中断となる。マシンの撤去や路面の処理を行う間に雨が強まったこともあり、再開まで45分間の中断になった。
Q3は残り約9分で再開され、全車がインターミディエイトタイヤでのアタックとなった。各車が1度目のアタックを終えてスローラップを挟み、そこから最後のアタックを行うという展開に。チェッカーフラッグが振られ、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がトップタイムをマークするが、その後方からアタックしたフェルスタッペンが唯一2分を切る好アタックで上回り、今季6度目のポールポジション獲得となった。「このホームグランプリでポールポジションを獲れてとてもうれしい」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「簡単ではなかった。ラップをまとめるのが大変で、正しいタイミングと適切なラインを探りながら、どのくらいのスピードでコーナーに進入すべきかを判断した。長い赤旗中断の後だったので、難しかった。また、タイヤの熱入れも重要で、このような長いコースではラップタイムに2~3秒の影響が出る」「明日のスタートはドライなのかウエットなのか分からない。もしウエットでも先頭からのスタートのため、視界がクリアになるので気にしてはいないけど、クリーンでいいスタートを切れればと思う」「ランド(ノリス)は大きな衝撃を受けていると思うので、彼が無事で、大きなケガがなければと思う。仲のいい友達だし、明日彼がレースに出場できることを願っている」また、Formula1.comのインタビューでは「ラップは問題なかったけど、ウェットではラップがすべてだとは思わない」とマックス・フェルスタッペンは語った。「温度にとても敏感だ。ラップは問題なかったけど、タイヤは最初のセクターで冷たく感じたし、セクター2のスタートでもそうだったかもしれない。振り返ってみると、もっと良い仕事をすることができたかもしれないけど、とてもトリッキーだった」「クルマをコース上に留めて、適切なタイミングでタイヤのスイッチを入れるのが難しかった。Q2とQ3の長い休憩もあった。落ち着いてコースコンディションをもう一度学ばなければならないのは理想的ではなかったけど、最終的には僕たちが1番だったし、もちろん、それが重要なことだ。ドライブするのは素晴らしいトラックだけど、ウェットでは非常にチャレンジングだ」「全体として、休憩後にこのような予選を通過し、再びポールポジションを獲得できてとてもハッピーだ」