レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、レッドブルの新しいF1エンジン部門と契約したメルセデスF1のスタッフたちが新しい挑戦を求める気持ちを“理解できる”と語る。レッドブルF1は今年2月、今季限りでF1から撤退するホンダからF1パワーユニット技術を引き継ぎ、2025年の次のF1レギュレーションを見越して、F1エンジンの運用を社内に移すことを発表した。
レッドブルF1は、新会社レッドブル・パワートレインズを設立し、テクニカルディレクターとしてメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズで機械工学責任者を務めてきたベン・ホジキンソンと契約。6日(木)にはさらに5人のメルセデスのスタッフと契約することを発表するなど、エンジン部門の採用に力を入れている。ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンがドライバーズランキングでわずか8ポイント差で争っている背景のスタッフの異動により、2チーム間の争いはさらに激化している。マックス・フェルスタッペンは、このような動きは“興味深い”ことだと感じているが、スタッフが1つのチームに長く勤務した後、新たなチャレンジを求めるのは“ごく普通のこと”だと語る。「1つのチームがこれほど長い間支配的だったとき、そこの人々を獲得しようとするのは当たり前のことだと思う」とマックス・フェルスタッペンは語った。「でも、僕たちサイドとしても、参加するのが興味深い新しいプロジェクトだと思う」「人々が長い間同じ場所にいるとき、彼らは新しい挑戦を求めたくなるときもあると思う。僕はその気持ちを理解できる」レッドブルF1は、2025年に新しいF1パワーユニット規制が開始されたときに外部メーカーと協力する可能性を排除していないが、現時点では、F1パワーユニット自体を独自に設計および製造する計画を立てている。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは以前、車体とパワーユニットの両方を1つの屋根の下で設計することで、チームが運命を完全にコントロールできるようなることは利点だと語っていた。レッドブルのF1パワートレイン開発が将来に向けて意味することに興奮しているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「それを見るのは素晴らしいことだ」と語った。「もちろん、僕たちはチーム内でそれについて話している。非常にエキサイティングな未来だ。もちろん、僕もそれに参加したいと思っている。それがどこにつながるのかを見ていきたい」
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