レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、新たに加入したセルジオ・ペレスがメルセデスF1勢との戦いにおいて戦力になると考えているが、最終的にはチームメイトに依存しなくてもいいマシンが必要がだと語る。F1がハイブリッド時代に投入して以来、すべてのタイトルを手にしているメルセデスF1は、2021年のF1世界選手権でも誰もが認める優勝候補だ。マックス・フェルスタッペンは、メルセデスF1のドライバーに戦いを挑むことはあったが、ほぼそれはいつも一人でだった。
昨年、セカンドドライバーを務めたアレクサンダー・アルボンは、定期的に視界から外れていたため、レッドブル・ホンダは2人のメルセデスドライバーに対して戦略的に戦うことができなかった。アレクサンダー・アルボンはシーズン終了後にリザーブドライバーに降格し、代わりに経験豊富でレース巧者のセルジオ・ペレスが加入。マックス・フェルスタッペンはメルセデスF1と戦うための新たな相棒を迎え入れた。チームメイトのサポートと、昨年それがどのような違いを生んだかについて質問されたマックス・フェルスタッペンは「昨年、2台のマシンで戦えていれば、メルセデスにプレッシャーをかけることができたシナリオがいくつかあった」と正直に語る。「でも、最終的にはそれに依存したくない。スピードでメルセデスを打ち負かしたいと思っている」それでも、マックス・フェルスタッペンは、セルジオ・ペレスが隣にいることはいいことだと考えている。前述の通り、ペレスはレース巧者であり、チームとして戦うために重宝するタイヤマネジメントにも優れている。「セルジオは、特にチームのためにポイントを集めなければならない日曜日に、自分が素晴らしいドライバーであることをはっきりと示している」とマックス・フェルスタッペンは新しいチームメイトを評価する。だが、例えセルジオ・ペレスが堅実なドライバーであったとしても、レッドブル・ホンダの2021年F1マシン『RB16B』のパフォーマンスが失望するものであれば、マックス・フェルスタッペンもペレスもメルセデスに戦いを挑むことはできない。したがって、マックス・フェルスタッペンは待たなければならないと強調する。「このマシンが非常に競争力があり、メルセデスを手こずらせることができるのことを期待している。近年、彼らはそれを少し簡単にしすぎている」そのためにレッドブルとホンダF1へのプレッシャーを高めているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「いいや、プレッシャーをかける必要はない」と語る。「全員が同じ目標を持っている。誰かの目を覚ますす必要はない。このチームの全員が勝ちたいと思っている。僕たちはそれに取り組んでいる。それが今シーズンの目標だ」