レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの金曜フリー走行を2番手タイムで終えた。F1初開催のコースということで、まだコース上のグリップが低いFP1から、限界を探るためにプッシュしての走行となり、マックス・フェルスタッペンは3番手でセッションを終える。
FP2の冒頭30分間は、ピレリタイヤのテストセッションとなり、全チームがプロトタイプのタイヤコンパウンド使用が義務付けられた。テストの内容はチームに開示されておらず、ピレリによって設定されたプログラムに従って走行した。ピエール・ガスリーのマシントラブルによって赤旗中断が明けた直後、ターン1でマックス・フェルスタッペンは、イン側に交錯してきたランス・ストロール(レーシングポイント)と接触。これによって再び赤旗が掲示され、フェルスタッペンは燃料の少ない状態でソフトタイヤを使ったアタックラップの確認ができなかった。これにもかかわらず、フェルスタッペンはこのセッションでバルテリ・ボッタス(メルセデス)に次ぐ2番手タイムをマークしている。「今日はやや難しい一日になった。路面に新たな舗装が施されたことで、使えるラインが1つしかなく、膨らんでしまうと大きくグリップを失う状況だった」とマックス・フェルスタッペンは語る。「午後には風も強くなったが、FP1からFP2でマシンを向上させることができたと思うし、少し走りの感触もよくなった。まだ改善点はあるので、さらに向上させられるように取り組んでいく」「ピレリタイヤの新コンパウンドを2種類試したけど、面白かった。僕らは自分たちがどんなタイヤを履いたのか把握してないものの、2種類ともいい感触だったし、片方のセットのほうがよりいいと感じた。今年使っているタイヤよりも速くなるのかは分からないけど、ネガティブなコメントはない」「今週末、メルセデスは速そうに見えるので、彼らと戦えるかを語るのはまだ難しいけど、どんな時でも不可能という言葉は使いたくないし、僕らは常に全力を尽くしているので、明日どうなるか見てみたいと思う」
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