レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、モンツァとムジェロの両方で繰り返されたホンダのF1パワーユニット関連の技術的な問題に“うんざり”していると認めた。レッドブル上層部は、マックス・フェルスタッペンはメルセデスと勝利を争えるポテンシャルがあると考えていたが、2週連続でホンダのF1パワーユニットに起因する問題でリタイアを喫することになった。
「先週のモンツァと同じ問題だったようだ」とマックス・フェルスタッペンは Ziggo Sport に語った。「スタートは良かったけど、フルスロットルにしたときに再びその問題が発生した。グリッドに向かう途中ですでにそれを感じていた」実際のリタイアはクラッシュが原因だったが「あのような状況に陥ったときは起こり得ることだ。いずれにしろ、リタイアしていただろう」とマックス・フェルスタッペンは語る。マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1を名指しで批判することは我慢しているようだが「2戦連続でそのようなことが起こるのは普通じゃない」と不満を漏らす。「現時点でそれにはうんざりしている。もう僕にとってはそれほど問題ではないけどね」実際、ルイス・ハミルトンが再び勝利したことで、ドライバーズランキング3位のマックス・フェルスタッペンとの差は80ポイントに広がった。ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は“スピードを示していたときにPUの問題が発生”したのを見て落胆していると認めている。明るい点では、ドライバー交代の推測が高まっていたアレクサンダー・アルボンが、タイムリーに表彰台を獲得したことだ。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、表彰台がアレクサンダー・アルボンの自信と言う点で“ターボチャージャー”のように作用すると期待している。「マックスの運転にはまったく影響を与えない我々のマシン固有のわずかに不安定なリアエンドの挙動が、今シーズンのアレックスと前任のピエール・ガスリーの両方の妨げになっているようだ」とホーナーは語った。「現在、アレックスにとってはそこまで問題ではない。彼はそれにうまく対処する方法を学んでいる」
全文を読む