レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、現在の状況について語った。新型コロナウイルスの世界的流行により、マックス・フェルスタッペンもモナコ自宅でトレーニングとシムレースをしながら自主隔離生活を送っている。しかし、現在のテクノロジーの助けを得て、レッドブル・ホンダF1のスタッフと最新情報を交換している。
他のF1チームと同様にミルトンキーンズにあるレッドブルのファクトリーも9週間の閉鎖期間を過ごしていたが6月から作業を開始する。マックス・フェルスタッペンは、ミルトンキーンズを訪れて作業を開始する予定だったが、イギリスの14日間の検疫措置の実施によって待機状態となっている。「僕たちのチームは、6月の初めから仕事に戻ることができる」とマックス・フェルスタッペンは語った。「イギリスの現在の対策を考えれば、僕たちはまだシミュレーターの日程やどのようなことが可能か、それをどのように実施していくかについて見守る必要がある。僕たちはすでに数回互いに話をしている。ある時はチーム全体がZoomに参加していたし、それは素晴らしいことだった。最終的に全員がログインし終わったら、約800人がオンライン上にいたよ」F1グランプリの週末には、通常、F1チームあたり60名がマシンの運営に関わることができる。しかし、F1は無観客レースでは各チームスタッフの数を合計で80名に制限するとしており、その数は少なくなる可能性がある。「彼らと一緒にいるのを楽しんでいる。僕のクルーたちはみんなとても優秀な人たちだ。マシンを修理することが必要な場合でも、彼らはとても迅速だね」とマックス・フェルスタッペンは笑顔で語った。「レッドブルのピットストップは信じられないほどだ。僕たちは世界記録を持っているけど、その点に到達するには事前に多くの練習が必要だ。それは非常に印象的だ」マックス・フェルスタッペンのF1キャリアにはこれまで素晴らしいハイライトがたくさんある。しかし、最も恥ずかしい瞬間について尋ねられたとき彼はためらうことなく次のように答えた。「2016年のオースティンでのF1アメリカンGPだね。すべてが順調で僕は4番目だった。僕のエンジニアは無線で僕にプッシュして戻るように言った。通常、それは僕がピットストップをすることを意味している。彼はそう言ったし、僕はラップを終えてピットレーンを入っていた」とマックス・フェルスタッペンは語った。「ピットレーンを走っている間に無線で入るようには言われていないことに気付いた。彼は決してピットストップをするようには言っていなかった。『なんてことをしてしまったんだ』と思ったね。無線ですでにピットレーンにいると呼びかけた」「メカニックはスクランブルでタイヤを用意して外に走り出てきたけど、ピットストップには約8~9秒かかってしまった。僕のミスにもかかわらず、それはまだ素早いピットストップだった。3周後、僕はマシンの問題でリタイアした。振り返ってみれば、それが結局いちばん良かったのかもしれない」「レース後、ヘルムート・マルコはもちろん僕にとても腹を立てていた。僕は間違いを犯したことを認めた。それ以外に言えることは何もなかった。もちろん、それはとても恥ずかしいことだった」