レッドブル・ホンダのF1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンは、シミュレーター作業は開発ドライバーに任せたくない重要な仕事だと語る。近年、F1チームではシミュレーターで開発を進める割合が高まっており、チームはコース上からのライブデータに基づいて専用のシミュレータードライバーを配置してマシン開発を行っている。
しかし、マックス・フェルスタッペンは、シミュレーターでの作業を各グランプリにむけて少なくとも1回は自分でこなすと語る。「年に20~25回はシミュレーターに乗っていると思う」とマックス・フェルスタッペンは Ziggo Sport に語る。シミュレーター作業はF1ドライバーにとって決して楽しい仕事ではない。「それも仕事の一部だ。それらの日々を自分でこなしておけば、金曜フリー走行をスタートするマシンがどういうものかもわかる」とマックス・フェルスタッペンは語る。レッドブルも他チームと同じように開発ドライバーを起用するが、マックス・フェルスタッペンはすべての準備作業を任せることは好まない。「誰もがマシンに望むことが少しずつ異なっている。そのシミュレーター作業を他の人に任せれば、それは僕のマシンではない。だから自分でそれをすることが重要だ」バーチャルコックピットでの一日は長い場合があるが、マックス・フェルスタッペンはそれを喜んで受け入れていると語る。「レース週末にこの仕事が違いを生むことを知ってやっている」また、マックス・フェルスタッペンは実際のサーキットでのテストは必ずしも好きではないと語る。「マシンで完全に安らぎを感じないなら、それは素晴らしいかもしれませんが、一般的に私のテスト日はそのようである必要はない」