F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがドライバーとしてすでに絶対王者であるルイス・ハミルトンに挑戦する準備が整っていると考えている。今年、ホンダのF1エンジンを搭載したレッドブルでの初シーズンで、マックス・フェルスタッペンは、3勝を含めた9回の表彰台、3回のポールポジションを獲得し、F1キャリアでのベストリザルトとなるランキング3位でシーズンを終えた。
マックス・フェルスタッペンの今シーズンについてロス・ブラウンは「マックス・フェルスタッペンにこれ以上を求められるか? それは難しいだろう。なぜなら、彼はF1での5年目で初めてトップ3でチャンピオンシップを終え、全体的に素晴らしいシーズンを楽しんだからだ」とコメント。「マックスはハンガリーでF1キャリア初となるポールポジション(その後ブラジルで2回目)を獲得し、シーズン中に3勝を挙げて通算8勝とした」「おそらく最も重要なことは、過去に主にせっかちな性格によって犯していたミスが少なくなったことだ。それらの短気さによるエピソードは、以前のシーズンで彼に多大な損害を与えたが、今年は突発的な瞬間はほとんどなかった」「数か月前に22歳になったばかりのレッドブルのヤングスターは、現在、間違いなくキャリアの最も臨床的な状態にあり、もうハミルトンに挑戦する準備はできている」「もちろん、彼にはハミルトンに挑戦できるマシンが必要だ。今シーズンの序盤はそうではなかった。しかし、レッドブルとホンダのパートナーシップはシーズン中に多くの前進を遂げ、2020年にチャンピオンシップを争うことを示唆しる結果を生み出し始めている」