マックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPの週末にレッドブルとホンダの上層部とのミーティングに参加し、ホンダのF1プログラムの将来の計画について話し合った。ホンダは、2020年シーズン以降もF1チームにエンジンを供給し続けるかどうかをまだ確認していない。マックス・フェルスタッペンは、ホンダF1のテクニカルディレクターの田辺豊治、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコと会い、ホンダF1の今後の計画についての詳しい話を聞いた。
ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は「彼(フェルスタッペン)は、ヘルムート、クリスチャン、田辺さんとミーティグを行い、将来のホンダの開発プランについて話し合いました」と RaceFans にコメント。「実際にはクリスチャンからホンダの将来のプランについて説明してほしいとの要請がありました。それで、我々はマックスにも説明しました。ホンダは以前に約束していことをやっているというので信頼しているというのが彼の答えでした。彼は理解していました」レッドブルがホンダのF1エンジンに切り替えた今年、マックス・フェルスタッペンは2勝を挙げている。「マックスは21戦すべてのレースで勝ちたいと思っています」と山本雅史はコメント。「彼はシャーシについてはレッドブルと話し合うことができますが、エンジンについてはホンダと話し合う必要があります。それが目的でした」マックス・フェルスタッペンは、F1でのホンダの長期的な未来がミーティングの主題であったかについては明らかにしていない。「最終的に彼らが何を決めるかは私次第ではない」とマックス・フェルスタッペンは語った。山本雅史は、ホンダはまだ来シーズン以降の計画を確認する立場できる立場にないしつつも、「MotoGPはオートバイのカテゴリーのトップであり、F1はもちろん自動車のトップです。ホンダとしてこれらの2つのカテゴリーを継続すべきです」との自身の見解を示した。現在、ホンダはレッドブルとトロロッソの2チームにエンジンを供給しているが、山本雅史は近い将来に2チーム以上に拡大する準備はできていないと語る。「人員や施設の面で十分なリソースがないため、非常に難しいと思います」と山本雅史は語った。また、山本雅史は2021年の新レギュレーションのもとでワークスチームを復活させる計画はないと語る。「我々はF1では継続性が非常に重要であることを知っています。そのため、我々たちはパワーユニットに5年間取り組んできましたし、なんとか今は良いエリアに到達しているところです」と山本雅史はコメント。「しかし、今、我々がシャーシをスタートすれば、再び別の苦労をすることになります。我々はそれを望んではいません」一方、マックス・フェルスタッペンは、現在の契約期間が終了する2020年以降についてレッドブルにコミットしていないと語る。「まずは約束されていたことと、実際にどうなっているかのすべてを詳しく調べている。レースに勝ちたいし、来年はチャンピオンを獲得したい。それが僕がここにいる理由だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「レッドブルと僕はそのゴールに向かって取り組んでいる。でも、2020年以降には多くの疑問符がある。F1全体で何が起こるだろうか? だからこそ、僕は時間をかけている。急いでいるわけではない」マックス・フェルスタッペンは、過去数年間にわたってレッドブルがフェラーリとメルセデスに遅れをとっていることを認める。「チームがチャンピオンシップを獲得してからの数年間でのエンジンのパフォーマンス不足は助けにならなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「哲学はずっと強固な基盤を持っていたと思うし、チャッチアップしてきた。2010年から2013年まではそれが機能していたと思う」「でも、それ以降、他のチームは改善している」2020年に改善するかどうかを質問されたマックス・フェルスタッペンは「私たちはトライするだろう。でも、過去数年もトライしてきたとコメント。「何が違ったことができないか正確に分析し、もっと良くしていく必要がある」