レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンとの契約にパフォーマンス条項を盛り込んだのは、エンジンパートナーをホンダに変更したことも一因だったことを明かした。マックス・フェルスタッペンは2020年までレッドブルと契約を結んでいるが、過去数週間にわたってパフォーマンス条項の存在が取り沙汰されており、メルセデスへの移籍が噂されていた。
そのパフォーマンス状況は、夏休み前までにドライバー選手権で少なくとも3位以内であることが条件であり、先週の日曜日のF1ハンガリーPGでその条件はクリアされ、マックス・フェルスタッペンの2020年のレッドブル・ホンダの残留が確定した。マックス・フェルスタッペンの契約内容についてヘルムート・マルコは「条項が契約書に書かれているのは確かだ」と motorsport-magazin.com にコメント。「我々は意図的にこれを盛り込んだ。今年はホンダとのパートナーシップ初年度であり、ネガティブな結果に終わるのではとの多くの憶測が飛び交っていたからだね」「だが、仮に条項が満たされていたとしても、最後はマックスがどう判断するかだった。彼が解除権を行使したとは思っていない」「もちろん、パフォーマンス条項が行使されなかったのは嬉しいことだ。すでに当初から我々は継続することで合意していたがね」マックス・フェルスタッペンは、2019年シーズン前半戦に2勝を含めてすべてのレースをトップ5以上で終えており、ドライバーズ選手権で2位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)に7ポイント差の3位で夏休みを迎えた。