マックス・フェルスタッペンは、2020年にF1カレンダーを22戦に拡大することには反対だと語る。先週、バルセロナは2020年のF1スペインGPの契約延長を発表。22戦に拡大するにはF1チームの合意が必要な状況だったが、F1チームは土曜日にブダペストで会議を開き、カレンダー拡大に基本的に合意した。
だが、マックス・フェルスタッペンは、特にチームスタッフのことを考えれば、F1カレンダーの拡大には反対だと語る。「僕は反対だ。限界がある。ドライバーとしてグランプリ週末以外のコミットメントで本当に忙しいし、多すぎると思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「特にメカニックにとってもね。彼らはほとんど家にいないので、離婚を申し立てられてしまうよ。彼らは僕たちより先にトラックに到着して、僕たちより後にトラックを後にする。だから、彼らにとってはさらに極端に忙しい」「僕だって、そうすればもっと多くの収益が生み出されることは理解している。でも、限界があるし、バランスを取る必要がある」そのような忙しいスケジュールのなかで、マックス・フェルスタッペンは、今年からレッドブルのエンジンパートナーとなったホンダの信頼性が助けになっていると語る。フェルスタッペンは、ちょうど1年前のハンガリーGPでリタイアを喫して以来、13戦を完走している。さらに前半戦では2勝を挙げており、パフォーマンス面でも進歩を示している。 「以前はもっと多くのDNFがあった。でも、それは僕たちが自分たちのパーツを限界までフルにプッシュできなかったせいでもある」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「ホンダはテストに多くの時間を費やしている。そによってレッドブルも自分たちのパーツの限界を知ることが可能になった。そこが去年との違いだ。僕たちは自分たちのパーツの強度が十分かどうか検討もつかなかった。リタイアして初めて気づいていた」「シーズン前の全体的な準備もはるかに良くなった。僕たちのクルマとパワーユニットがかなり信頼性があるのはそれが理由だと思う。ホンダとのパートナーシップは完全にオープンだし、僕たちはお互いを良くするために助け合っている。お互いを完全に信頼している。僕たちはウィナーであり、彼らはウィナーだ。僕たちは一緒に勝ちたいと思っている。僕たちは達成可能な最高の結果を目指している」 F1ハンガリーGPを終えて、F1は2週間の短い夏休みに入る。だが、マックス・フェルスタッペン自身は夏休みは必要としていないと語る。「特に必要ではない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。また、インターバルがあることでレッドブル・ホンダが勢いを失ってしまうことを心配していないかとの質問には「いいや、僕は人生でかなり多くのレースをしてきた。そのような休憩は実際にはまったく影響はない」とコメント。「スパ・フランコルシャンで再び1周目を走れば、また全速力で前進していくよ」