マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダは2019年シーズンに5勝を挙げることは可能だと考えている。今年からホンダのF1エンジンに切り替えたレッドブル。ヘルムート・マルコは、シーズン開幕前にホンダとの初年度にも関わらず、今シーズンは“少なくとも5勝する”と宣言していた。
当初はマックス・フェルスタッペンもその見解には懐疑的だったが、レッドブル RB15とホンダのF1エンジンは著しい進歩を果たしており、前半戦に2勝を挙げた。「今年すでに2勝を挙げているのでとても近づいていると思う。それについて彼とヘルムートと話したよ。彼には『ホンダとの仕事をする初年度に5勝というのはかなり楽観的だ。お互いのことをもっと知らなければならないし、レース毎に学ばなければならない』と伝えたよ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「シーズン後半には僕たちがさらに改善することはわかっているし、それは可能だと思っている。うまくいけば、僕たちはメルセデスとのギャップを縮めることができる。フェラーリさえね。予選での彼らはまだとても速い。常にそこにいることができれば、勝つためのチャンスはもっと多いからね」「でも、結局のところ、21戦があり、5勝だけでなく、21戦すべてのレースで勝ちたいと思っている。でも、僕たちはそれに取り組んでいるし、毎週末良くなっていると思う」それでも、マックス・フェルスタッペンはチャンピオンシップ獲得の可能性については冷静だ。「僕はずっとチャンピオンシップの2番目、3番目、4番目には興味がないと自分に言い聞かせてきた。違いはない。僕は1番だけを目指している。ルイス・ハミルトンは60ポイント以上先だ。現時点ではメルセデスが依然として支配的なチームだし、チャンピオンシップについては考えていません。」「特に予選ではギャップをさらに縮めるために改善を続けなければならない。僕たちは近づいてはいるけど、まだ十分ではありません。予選で近づくことができれば、僕たちは戦略的に非常に強いので、レースはまったく異なるものになる。私たちのピットストップは素晴らしいので、少し前に出れば、大きな違いを生むことができる」その予選に関しても、F1ハンガリーGPでマックス。フェルスタッペンはキャリア初ポールポジションを獲得している。「僕たちは大幅に改善し、チームもそれに取り組んでいる。彼らは正しい決定を下しているし、戦略の面では優れたピットストップ、組織力は強力だ。チームに本当に満足している」今年、残りの3勝はどこで狙えるかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「シンガポールとメキシコから。僕たちはそれらのサーキットでいつもうまくやってきた。あとはブラジルかな。わからないけどね」コメント。「クルマとエンジンにアップグレードが入る。そのあとどうなるかわかるだろう」ホンダはここまで“スペック2”“スペック3”と開発を前倒ししてアップグレード版F1エンジンを投入しているが、ヘルムート・マルコは9月の第12戦F1イタリアGPで“スペック4”が投入され、さらに第16戦ロシアGPではエクソンモービルが新たな燃料を投入することを明らかにしている。