レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1ハンガリーGPの決勝レースを2位表彰台で終えた。ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンはレース序盤、ルイス・ハミルトンに後ろから迫られながらも懸命にディフェンスを続け、25周目にピットイン。
ハードタイヤを装着したセカンドスティントでもルイス・ハミルトンが再び差を詰めるが、マックス・フェルスタッペンを抜きあぐねる状況が続くと、フレッシュのミディアムタイヤに変更する2ピットストップ作戦を選択した。一方で、フェルスタッペンはハードタイヤでチェッカーまで走行し続ける選択を行った。マックス・フェルスタッペンのすばらしい活躍により、終盤までトップをキープすることができたが、レース残りわずか5周となったところで、フレッシュなタイヤで20秒差から確実に差を詰めてきたハミルトンにオーバーテイクを許す。その後フェルスタッペンはピットインでファステストラップを狙うためのタイヤ交換を行い、タイムを更新。2位のポイントとあわせ、19ポイントを獲得した。なお、2戦連続の表彰台はホンダF1にとって2004年の中国GP-日本GP以来になる。「最善は尽くしたが、ルイス(ハミルトン/メルセデス)のほうが明らかに少しスピードがあった」「とはいえ、他車と大きなギャップを築いたし、2位という結果は十分に喜ぶべきものだと思う。ペースという点では今日は僕たちの日ではなかったと思うが、総合的にはとてもいいレースウイークになり、ポールポジションを獲得できたことは大きな前進になった。もちろん、ポールポジションからスタートしたので、当然優勝したかった。ただ、ファステストラップをマークしつつ、2位表彰台を獲得することが、現実的に僕たちができた最高の結果だったのではないだろうか」「同じタイヤを装着していたときは、ハミルトンを抑えることができた。ただ、彼らが3番手との差を活かして選択した2ピットストップの作戦が彼にうまく作用したようだ。トップを守り抜こうとタイヤを最大限に使ってトライしたが、毎周1、2秒で差を縮めてきたハミルトンに成す術はなかった。フレッシュタイヤを装着した彼はすぐに僕との差を縮めたので、オーバーテイクされることも予想していた」「そのあと、エクストラポイントが稼げるファステストラップを獲得するために、ピットインをし、ソフトタイヤへ変更を行った。結果ファステストラップを更新することができ、とても満足している。できる限りのことはやったので、後悔はない。だんだんとトップへ近づいてきているので、これから迎える休暇をいい気分で過ごせそうだ」