レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、先週末のF1イギリスGPの決勝では、まるでF2を走っているように感じたと嘆いた。マクラーレン・ホンダ時代、フェルナンド・アロンソが、ホンダのお膝元である鈴鹿サーキットで開催された2015年のF1日本GPで、ホンダの幹部が見守るなか、エンジンに非力さに無線で「GP2エンジンか!」と不満をぶちまけたのことが大きな話題となった。
F1の下位カテゴリーだったGP2は、2017年からはF2に改名している。マックス・フェルスタッペンは、今ではフェルナンド・アロンソがそのときにどう感じていたかを理解することができると語った。「70~80馬力も劣っていれば、苦戦を強いられるのはわかり切ったことだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「ストレートではまるで違うカテゴリーで走っているみたいだった」シルバーストンではまるでF2のように感じたということかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「そうだね」と答えた。現在、レッドブル・レーシングはルノーのF1パワーユニットを搭載しているが、2019年からはかつてフェルナンド・アロンソが不満をぶちまけたホンダのF1パワーユニットに変更することが決定している。レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、来季からホンダにスイッチするという決断は間違ってはいない語る。「変化のための時ということだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「全員がどういうレベルにあるのか非常によくわかったと思うし、現時点ではホンダとルノーは似たような状況にあると私は思っている」「だが、重要なのは潜在能力と開発だ。今週末に我々が目にした統計を隠すことはできない。埋められるギャップではなかったが、ホンダとなら埋められることを期待している。ホンダが現在進めているものをかなり信じている」「ルノーに関しては毎年同じことの繰り返しだ。だが、ホンダはいい進歩を遂げている。私は、これが正しい選択だと考えている」一方、本当にルノーのパワーはメルセデスやフェラーリより80馬力も劣っているのかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「正確な数値はわからない」とコメント。「でも、ストレートで1秒以上も失っていれば、それが相当な差だということはわかるものだ」
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