レッドブル・レーシングのマックス・フェエルスタッペンは、メルセデスが開発した予選で追加のパフォーマンスを生み出す“パーティーモード”を禁止しようとするのは不公平なことだと考えている。2018年のF1開幕戦オーストラリアGPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがフェラーリ勢に0.6秒差をつけてポールポジションを獲得。メルセデスが予選でエンジンパワーをアップさせる“パーティーモード”の存在が大きな注目を集めた。
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、そのようなアドバンテージを打ち消すために、予選とレースの間にエンジンモードにも“パルクフェルメ・ルール”を設けて制限すべきだと提案した。しかし、マックス・フェルスタッペンはそのアイデアは不公平だと考えている。「正直、そうは思わない。単純に彼らが他のみんなより良い仕事をしているだけだからね。どうしてそれを取り上げなければならない?」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「彼らにとってはそれはフェアではない。でも、そのような開発が難しくなるようにルールを変更するかどうかはF1次第だ。でも、彼らがとても優れているのは事実だし、それを奪うべきではないのは確かだ。不公平だと思う」 クリスチャン・ホーナーのフラストレーションに共感するかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「そうだね、それは僕も同じだ」とコメント。「でも、正直になるべきだとも思う。他のみんなよりも彼らの方が良い仕事をしたことは明白なんだからね。そうでなければ、僕たちが彼らと同じエンジンを使えばいいだけだ。みんながそれを望むとは限らないけどね」 マックス・フェルスタッペンは、レッドブルにとってバーレーン・インターナショナル・サーキットは得意なコースでないことを理解しているが、決勝ではデグラデーションが高くなるので、レッドブルのタイヤのマネジメントが役に立つはずだと自信を見せている。「もちろん、僕たちにとってベストなトラックではないけど、最悪というわけでもない。メルボルンと同じように真ん中にいるような感じだかね」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「でも、当然ここはタイヤのデグラデーションレベルが高いし、僕たちがすべてを適切に行うことができれば、面白いレースになるだろうね」「基本的にはタイヤのデグラデーションがあれば、オーバーテイクのチャンスは増えると思う。ブレーキゾーンが長くなるしね。そうなれば、いろいろなことを試せるし、コースも少し広いので、汚れた空気を避けながらも、ちょっと違ったラインを走るのはいいかもしれない。それにここではもう少しDRSがオーバーテイクウに効果的だと思う。そういった様々なことが面白いレースに繋がると思う」
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