レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2018年のF1世界選手権で王者メルセデスをレースで倒すためには予選でのギャップを縮めることが鍵だと考えている。2014年にV6ターボ・パワーユニットが導入されて以降、メルセデスは“予選モード”でライバル勢を圧倒し、土曜日の時点で大きなギャップを気づいてきた。
一方、2018年にチャンピオン獲得を目指すレッドブルは、ルノーのF1パワーユニットに予選モードがなかったこともあり、2016年以降に1度しかポールポジションを獲得できていない。昨年、レッドブルはマックス・フェルスタッペンがシーズン終盤に2勝を挙げるなどパフォーマンスを向上させているが、フェルスタッペンは予選でのギャップを縮めるために仕事をしていく必要があると考えてる。「まず僕たちはもっと近づかなければならない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「予選で0.3~4秒以内くらいにつけて、ようやくレースで彼らと戦えるようになる。通常、レースではその差は少し縮まるからね。コンマ3秒以内に入ることが僕たちの目標だ」「2017年の最初と最後では僕たちのクルマはすでに別物になっていたし、さらに近づけたと予想している。どこまで近づけたかはわからないけど、実際にプラクティスと予選をやってみればわかるだろう」打倒メルセデスに挑むもうひとつのトップ3チームであるフェラーリは、F1バルセロナ合同テスト3日目にセバスチャン・ベッテルが非公式ながらカタロニア・サーキットのトラックレコードを塗り替える印象的なパフォーマンスを見せている。マックス・フェルスタッペンは、フェラーリがパフォーマンスを向上させてくるのは間違いないと考えている。「間違いなくいいラップタイムだ。でも、彼らが強くなるのはわかっていたし、メルセデスが強いのもわかっていた。僕たちはそのすぐ近くに迫れるように頑張るだけだ」