レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1ブラジルGPでルノーがF1パワーユニットの出力を抑えていたことを明らかにした。前戦F1メキシコGPでは、今季2勝目を挙げていたマックス・フェルスタッペンだが、F1ブラジルGPではピットレーンからスタートしたルイス・ハミルトンにも抜かれて5位でレースを終えた。
最近のレースでは、ルノーのF1パワーユニットに信頼性ドライバーが多発しており、姉妹チームのトロ・ロッソとルノーの関係は悪化。ルノーは、トロ・ロッソのパワーユニットの使い方に問題があると示唆し、トロ・ロッソはスペアパーツが不足して古いエレメントを搭載していることに不満をあらわにしている。マックス・フェルスタッペンは、ルノーが2018年のパワーユニット開発に焦点を移行したことで、今シーズンのスペアのエンジンパーツが足りなくなっていることを認める。「僕としてもその点は理解できる」とマックス・フェルスタッペンは De Telegraaf に語り、ルノーの決断を評価。「でも、その一方で、シーズン中に多くの信頼性問題がある場合は、サプライヤーとして十分なパーツをストップするためにやれることをやらなければならない」「そうするのが論理的だと思う。フラストレーションを感じるけど、僕たちもそれを受け入れなければならない」「とても良いレースを4戦を戦っていたので、ちょっと残念だけど、現実的でなければならない。クルマ自体はいい」レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1ブラジルGPでは信頼性に重点を置き、パフォーマンスを犠牲にしていたと認める。「明らかに信頼性が懸念だったし、エンジンをかなり労わって走行していた」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports にコメント。「長い最終セクターのあるこのサーキットレイアウトは、我々にとってはメキシコよりも厳しい。ミドルセクターでタイムを補う必要があったが、それができなかった」「マックスはキミ(ライコネン)とバルテリ(ボッタス)と戦うために懸命にドライビングしていた。だが、あまり近づき過ぎると今度はタイヤが傷みんでくる。その時点で悪循環に陥っている。追いつくためにプッシュするが、スティントの終わりにはタイヤが駄目になっていた」メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、ルノーとフェラーリの両方が信頼性によって2017年シーズンを台無しにしたと考えている。「我々のマシンのパフォーマンスは不安定だったので、エンジンに問題を抱えている余裕はなかった」とニキ・ラウダは La Gazzetta dello Sport にコメント。「だから、トトと私はアンディ・カウエルに何が重要かを尋ねた。『コンマ1秒を見つけることか、それとも、信頼性を保つことか?』とね。結局のところ、信頼性がなければチャンピオンシップを獲得することはできない」「フェラーリとルノーはパフォーマンス優先し、グランプリで負けた」
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