マックス・フェルスタッペンは、F1アメリカグランプリの後にF1スチュワードを“馬鹿”と呼んだことについて謝罪するつもりはないと述べた。レースを3位でフィニッシュしたマックス・フェルスタッペンだったが、表彰台の上る直前にキミ・ライコネンへの最終ラップでのオーバーテイクに対して5秒加算ペナルティを科せられて4位に降格。
この裁定に対してマックス・フェルスタッペンと父親のヨス・フェルスタッペンは激怒。マックス・フェルスタッペンは、オーストラリア人のスチュワードであるギャリー・コネリーを“馬鹿”だと批判。別のインタビューではオランド語で“間抜け”や“低能者”を意味する「mongool」と吐き捨てた。だが、オランダ以外のメディアが「mongool」を「mongol」と誤って翻訳。「mongol」はモンゴルを意味するが、かつてはダウン症患者を指す言葉として使われていたことがあった。この翻訳ミスによって、マックス・フェルスタッペンがスチュワードのことを「ダウン症」だと発言したと受け取られ、ダウン症患者グループが怒りのコメントを発するという思わぬ事態にも発展した。マックス・フェルスタッペンはそれらの発言について「熱くなって言った。もちろん、誰かを傷つけようという意図はない」と Ziggo Sport Totaal とコメント。マックス・フェルスタッペンの発言はスチュワードおよびF1自体を侮辱したと見なされたが、フェルウタペッペンは自身の発言を撤回するつもりはないと語る。「もう怒ってはいないよ」と マックス・フェルスタッペンは De Telegraaf にコメント。「僕は最高のレースをしたし、今は支配的な気持ちだ。でも、僕はスチュワードを馬鹿と呼んだわけだし、それを撤回するつもりはない」一部ではマックス・フェルスタッペンの発言がF1の品位を傷つけた可能性があるとして、FIAが審議対象とするとも報じられている。マックス・フェルスタッペンは、自分がふさわしいと思うことを批判することは、自分の義務だと述べた。「あれはフェアではなかった。僕自身、あるいはレッドブルが不服申し立てすることさえできないからね」「そんなのは馬鹿げているし、変えていかなければならない」「F1が何か大きな過ちを犯しているとしたら、それを示すのがドライバーとしての僕の義務だ。そして、あれは大きな間違いだった」
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