ストフェル・バンドーンは、来週スパ・フランコルシャンで行われるピレリF1タイヤテストに参加し、アストンマーティンAMR23で初走行を行う。アストンマーティンF1チームのリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンは、チームのレギュラードライバーであるランス・ストロールとドライビングを共有し、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはマクラーレンで1日ずつドライブする。
バンドーンが現行F1マシンでコースに出るのは、2020年12月のアブダビテストでメルセデスのためにドライブして以来初めてとなる。スパ・フランコルシャンでのテストの焦点はピレリのブランケットフリータイヤだが、2023年F1マシンを試す貴重な機会であり、アストンマーティンでのシミュレーターワークの相関関係にも役立つ。また、ストロールかフェルナンド・アロンソのどちらかがシーズン残りのどこかの時点で体調を崩し、招集された場合でも、彼の人生はずっと楽になるだろう。31歳のバンドーンは、現役F2チャンピオンのフェリペ・ドルゴビッチとアストンマーティンF1チームのリザーブドライバーの役割を分担しており、2人は交代でレースにスタンバイしている。ドゥルゴビッチは2月のバーレーンテストで2日間、ストロールが不在の間にAMR23をドライブした。それ以来、2021年マシンでのプライベートテストでさらに走行距離を伸ばしている。現在のルールでは、シーズン中にタイヤテストを行うドライバーは少なくとも1回はレースに出走していなければならないが、バンドーンにはその資格がある。バンドーンは、アストンマーティンF1チームでの仕事とともに、マクラーレンのリザーブドライバーのひとりでもある。スパ・フランコルシャンでの走行により、必要に応じてMCL60に出場することも容易になるだろう。2023年のダウンフォースレベルを大まかに感じ取れるだけでなく、2台のマシンはメルセデスのパワーユニットを共有しているため、ステアリングホイールのセッティングも似ている。バンドーンは、2016年のバーレーンでマクラーレンからF1デビューを果たし、現アストンマーティンのチームメイトであるアロンソの代役を務めた。その後、2017年と2018年にフルシーズンを2シーズン完走し、最初のシーズンはホンダで、2年目のシーズンはルノーで過ごした。世界選手権では両シーズンとも16位に終わり、最高成績は7位だった。現在はDSペンスキー・フォーミュラEチームでドライブし、プジョーWECのリザーブも務めている。