マクラーレン・ホンダのルーキF1ドライバーであるストフェル・バンドーンは、現在のチームの苦境は自分がドライバーとして成長するために“非常に良い”ことだと思っている。ストフェル・バンドーン(25歳)は、ジェンソン・バトンの後任としてマクラーレン・ホンダのレースドライバーに就任し、フェルナンド・アロンソとチームを組んでいる。
昨年、リザーブドライバーだったストフェル・バンドーンは、負傷したフェルナンド・アロンソの代役としてF1バーレーンGPでデビューを果たし、1ポイントを獲得。しかし、今年は開幕4戦でまだノーポイントに終わっている。しかし、ストフェル・バンドーンは、マクラーレン・ホンダの現在の問題がドライバーとしての成長の妨げにはならないと考えている。「実際、ドライバーとしいて成長するにはとても良いことだと思う」とストフェル・バンドーンは Autosport にコメント。「難しい状況ではあるけど、そこから学べることはたくさんあると思う」「ジュニアシリーズではあまりタフな時間を過ごしたことはなかった。いつも勝利を争っていたし、チャンピオンを争っていた。全てがだいたいスムーズに進んでいた」「OK。1回限りの悪いレースをすることはあるけど、計画通りに物事が進まないこのようなタフな時間は僕にとっては新しい経験と言える。そこから学べることはたくさんある」マクラーレンが最後に勝利を挙げた2013年からマクラーレンで過ごすストフェル・バンドーンは、チームの歴史の難しい期間に直接関与したことで多くのことを学んだと述べた。「詳細を見つけてクルマの多くの改善をもたらすためにかなり多くのことに集中する。実際、チームと一緒に働いて、トップに返り咲くことは僕にとっても大きなチャレンジだ」ストフェル・バンドーンは、マクラーレンと彼自身は2017年の残りのシーズンのための具体的な目標は設定していないようにしていると述べた。「僕たちがF1で最大のチームのひとつなのは明らかだし、僕たちは上位で叩きたいと思っている。それが僕たちが望んでいることだ。現在、僕たちはそれをするポジションにはいないけど、将来に成功するための全ては揃っていると感じている」とストフェル・バンドーンはコメント。「今はいかに素早く競争力を取り戻せるかが重要だ。現時点では応急処置はないかもしれないけど、いつか僕たちが強力なパッケージを得られると確信している」ストフェル・バンドーンは、マクラーレン・ホンダが2016年末に“それなりのレベル”に到達したことがチームにとって特にタフだと認める。「全員がもう一歩前進することを期待していたと思う。様々な理由でそうはならなかった。でも、それが僕たちの現在のポジションだ。理想的ではないけど、再び競争的になる全てが揃っていると思う」