F1をライブ配信するスポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は、2月22日から価格改定および新たな料金プランを正式発表した。月間プランは1925円→3000円(税込)に値上げされる。2016年から日本でサービスを開始した“黒船”DAZNは、F1をはじめ、サッカー、野球、テニス、格闘技など、130以上のコンテンツ、年間10,000試合以上を配信するスポーツに特化したライブストリーミングサービス。
DAZNは、事前に契約者に対して2月22日より料金改定することを告知。近年、特にプロ野球、Jリーグ、サッカー日本代表のアウェイの試合などがDAZNに移行していることもあり、Twitte上では「月1000円アップは痛い」「高すぎ」「解約を検討中!」「値上げに見合う提供価値を示すべき」と困惑の声が挙がっていた。DAZNは1月25日(火)に価格改定を正式発表。「2022年、DAZNはさらなる成長を遂げるべく、新たなステージを迎えます」とその理由を説明。1ヶ月間の無料体験トライアルも終了することを発表した。料金の値上げについてDAZN Japanエグゼクティブ・バイスプレジデントを務める山田学は「立ち上げから当初5年を投資の期間に位置づけて積極的な投資を行なってきた」とコメント。「これからさらに成長を目指していくという観点で考え、今回のこのタイミングで値上げは必要だという判断に至った」新たな価格体系では、月額プランは1925円→3000円、年間プランは19250円→27000円と大幅に値上げ。それを補うプランとして、年間プランを月額 2600円(年額 31200円)で分割払いとするプランを新たに設けた。現在、F1中継はフジテレビがDAZNに契約を独占されることはなく、CS放送( フジテレビNEXTライブ・プレミアム/月額1749円)&オンデマンド(フジテレビNEXTsmart /月額1320円)を継続しており、DAZNと2択となっている。フジテレビは、鈴鹿サーキットで初めてのF1日本GPが開催された1987年から2012年まで地上波で放送。その後、BSフジに移行したが、2016年に無料配信を終了。有料のCS放送で1998年から全戦生中継を行っている。DAZNは、F1だけでなく、ジュニアカテゴリーのFIA-F2、FIA-F3のライブ配信や特別コンテンツなど付加価値をつけている。だが、見たいカテゴリー単体で購入できないのが不便が痛いところだ。
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