ラリー・スウェーデンでトヨタに18年ぶりの勝利をもたらしたヤリマティ・ラトバラは、昨年、フォルクスワーゲンで不振に陥っていた自身のキャリアがふたたび活性化したのはトヨタWRCチームへ移籍したおかげだと語った。昨年11月、フォルクスワーゲンはWRC撤退を発表、チームを失ったヤリ-マティ・ラトバラはトヨタへの移籍を決断。テストは限られたが、ラトバラは開幕戦モンテカルロを2位でフィニッシュ、先週末のスウェーデンでは優勝を飾ることになった。
ヤリ-マティ・ラトバラは、トヨタのスピリットの高さが自身のモチベーションを不振に陥る以前のレベルまで戻してくれたと語った。「昨シーズンの後半、僕はパフォーマンスを落としていた。正直、自信を失っていたんだ」とヤリ-マティ・ラトバラは語る。「トヨタに移籍し、チームのマシンをドライブするチャンスを得たことが僕のモチベーションを大きく高めてくれた。トヨタのスピリットは素晴らしいし、それが僕をかつてのレベルまで押し上げてくれた」 2016年のメキシコ以来となる17回目の勝利を飾ったヤリ-マティ・ラトバラは、かつてのチームメイトであるセバスチャン・オジェを抜いて4ポイント差で選手権をリードすることになった。「本当にアメージングな気持ちだ。2008年にスウェーデンで初めての勝利を獲得したのような気分だ」とヤリ-マティ・ラトバラは語る。「あの年の勝利はかなりの驚きだった。そして、今日の勝利も驚きだ。昨日のパフォーマンスを見た後、僕はオット・タナクがこのラリーを制するだろうと思っていたからね。でも、今日のステージは僕のマシンとドライビングスタイルに合っていて、僕は異なるレベルでドライブすることができた」 ヤリ-マティ・ラトバラは、すでに優勝するための十分なリードを築いていながら、最後のパワーステージでも決して守りに入ることなくトップタイムを記録した。「ステージの前にトミ(・マキネン)と話をした。彼は、スタートしたらこれまで通り走るようにと言った。もしかしたら減速すべきかもしれないと考えたけど、フィーリングは良かったので、その気持ちに従って走ることを決めたんだ」
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