トヨタは、2018年のル・マン24時間レースにむけてマクラーレンのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソと交渉することにオープンな姿勢をみせている。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソが2018年もチームと契約を結んだ場合、ル・マン24時レースへの参戦を容認することを明らかにしている。
トヨタのチームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、トヨタとしては他のシリーズのトップドライバーと交渉することには前向きであると述べ、テクニカルディレクターのパスカル・バセロンがフェルナンド・アロンソと以前に仕事していた点に言及した。「我々は常にトップドライバーとの交渉に興味を持っている。パスカルはミシュラン時代にF1でフェルナンドと良好な関係を築いていた」「だが、それ以上のことは言えな。今はあまりに多くの可能性があるからだ」しかし、トヨタが2018年もル・マン24時間レースに出場するかどうかはまだ確定していない。ポルシェがWECから撤退を発表したことで、トヨタが来年もLMP1活動を継続するかについてはまだ流動的な状況となっているからだ。トヨタは10月には今後のWEC参戦について決断するとしており、今後のLMP1カテゴリーの方向性についてさらに詳細が固まるのを待っている。フェルナンド・アロンソが、世界3大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)で“3冠”達成を希望しているのは秘密ではない。すでに2006年と2007年にF1モナコGPを制しているフェルナンド・アロンソは、今年のモナコを欠場してインディ500に参戦。結果はエンジン故障によってリアイアを強いられている。2018年はF1モナコGPとル・マン24時間レースは日程が重ならない。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるザク・ブラウンは、フェルナド・アロンソとル・マン24時間レース参戦について話をしていることを認めており、適切な状況であれば、マクラーレンとしてはフェルナド・アロンソのル・マン24時間レース参戦を許可する意思があると述べている。関連:マクラーレン、アロンソと契約延長の場合はル・マン24時間参戦を容認
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