ポルシェとアウディは除外しているが、トヨタは2017年のル・マン24時間レースに3台体制で挑むことを目指している。まだル・マン24時間レースを制していないトヨタは、2012年の復帰以来、2台体制で戦ってきた。今年のル・マン24時間レースでは、最終ラップまでリードを築くも、エンジントラブルによって勝利を逃している。
「いつものように我々は3台体制を研究しており、決定はまだ後だ」とトヨタのパスカル・バセロンは先週末のメキシコ6時間レースでコメント。「3台体制だったら、2014年と2016年に勝てたかどうかは誰にもわからない。問題はそのための資金を我々が得られるかだ」「人々はそう考えるかもしれないが、我々にはそれをするためのリソースはあるか? 必ずしも、そうとは限らない」今年、トヨタは、2.4リッターのV型6気筒直噴ツインターボガソリンエンジンと8MJへと性能アップしたハイブリッド・システムを特徴としたTS050 HYBRIDのために予算を増加している。パスカル・バセロンは、2017年のマシンは、モノコックや基本的なコンポーネントは同じだが、完全に新しい空力デザインが特徴になると述べた。「我々は同じシャシーを継続するが、ボディワークは大きく異なる」とパスカル・バセロンはコメント。「大きな進化だ」「エンジンとハイブリッドシステムも進化する」「全てのパーツを再設計するわけではないが、クルマの全てのエリアがアップグレードされる」2017年のル・マン24時間レースを3台体制で挑むかどうかは10月下旬から11上旬に決定されるとみられており、パスカル・バセロンはそれが実現した場合は、以前いポルシェやアウディがやっとように、前哨戦となるスパ・フランコルシャン6時間レースに3台で参戦することになると述べた。
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