トヨタはF1 モナコGPで、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックが11番手だった。予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは12番手、ティモ・グロックは11番手で共に予選第2セッション進出を決めた。第2セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは7番手となり第3セッション進出を決めた。一方ティモ・グロックは最終的に11番手となり、惜しくも第3セッション進出はならなかった。
第3セッションで、ヤルノ・トゥルーリは8番手グリッドを獲得。明日の決勝レースでは、ヤルノ、ティモともに更なるポイント獲得を目指し戦いに挑む。ヤルノ・トゥルーリ (8位)「今日の予選は良かったけれど厳しかった。週末の間ずっと、私はこのクルマのパッケージから最大限の性能を引き出すのに問題を抱えていた。そして今日の予選の間でさえ、完全にハッピーだったわけではないんだ。ここモナコでは、自信を持てないと限界までプッシュするのは難しい。 だから、再び10位以内に入れて嬉しいし、決勝レースには大きな期待を持っている。 チームとメカニックの皆に心から感謝したい。彼らは木曜日の公式練習で、我々がいくつかの問題を抱えているとき、本当に一生懸命作業をしてくれた。だから彼らに良い予選結果をもたらすことができて良かった。」 ティモ・グロック (11位)「この週末はうまくいっていたから、今日第3セッション進出を逃したのは悔しかった。何が起きたのか分からないんだ。第2セッションの1周目で悪くないラップを出したのだけれど、最後のタイヤセットでよい結果が出なかった。ファーストセクターは良かったんだけれど、後半の2セクターがうまくまとまらなかった。そして、コンマ1秒未満の差で第3セッション進出を逃してしまった。慰めになるのは、自分には明日、自由な戦略が取れるということだ。 天候が依然重要な要素になるかもしれないので、我々は前に追いつくためにプッシュしていくつもりだ」 パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー 「今日の午前中の天候と公式練習で我々が抱えていた問題の両方により、全体的に非常に忙しい週末だった。しかし、ヤルノは特にモナコで強く、厳しい一日となった木曜日の後であったが、彼は見事に復活して、4列目グリッドを獲得してくれた。彼は第2セッションでトップの車から0.5秒以内にいたのだが、それはトップとのギャップが小さくなってきていることを示している。ティモについては、わずかの差で第3セッション進出を逃してしまったので、本当に残念に思っている。彼は週末を通して強かったし、ドライコンディションとウェットコンディションの両方共、すべてのセッションで良い仕事をしてくれたからだ。 だが、彼は明日の決勝にむけて良いポジションにいる。なぜならば彼は今晩中、自由に戦略を決めることができるクルマの中で、先頭にいるからだ。変わりやすい天候状態が重要なアドバンテージとなるかもしれないので、我々はレースでは希望が持てると思っている。」 新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター 「雨が降るのではと心配した予選は、ドライコンディションで行うことが出来た。しかし、初日より好調だったティモが、第2予選の最後のアタックで後半タイムを更新できずに11位に留まり、本当に残念で仕方がない。逆に、朝の練習走行までグリップが上手く感じられないと苦しんだヤルノは、徐々にタイムをあげ、7番手で第3予選に進出。レースでは8番手グリッドを確保してくれた。明日は雨の可能性が高く、レースへ向けての作戦はその点を考慮して準備している。ティモはトップ10に届かなかった分、燃料搭載量は自由に決めることが出来、そのメリットを十分に活かしたい。明日は8番、11番グリッドからのスタートで、2台揃ってのポイント獲得も十分可能と思う。」
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