トヨタは、F1第4戦スペインGPのフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが14番手、ティモ・グロックが20番手だった。公式練習初日は好天に恵まれ、ドライコンディションの下で始まった。ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは共に車のセットアップに奮闘する一日となった。公式練習第1回目はヤルノ・トゥルーリが15周をこなし14番手、ティモ・グロックが20周で11番手のタイムを刻んだ。その後、2時間半のインターバルを経て午後2時から開始された公式練習第2回目は、ヤルノ・トゥルーリが34周をこなし14番手、ティモ・グロックが40周をこな...
ヤルノ・トゥルーリ フリー走行1回目 14番手 1分23秒141フリー走行2回目 14番手 1分23秒224「今日は少し骨の折れる一日だった。サーキットは風が強かったため、車のセットアップが難しかったんだ。データを検討して、明日どこが改善できるかを理解しなくてはならない。ここで先週行ったテストは悪天候で中断してしまったが、全体的には期待が持てる結果だったから、我々は前進していけると確信している。今年に入ってからの成績は、我々の車に競争力があることを示しているし、ほとんどのチームと同じように、我々はここに新しいパッケージを持ってきている。今は、良い結果を得るために、週末を通して皆でいい仕事をしていかなければならないと思っている。」 ティモ・グロックフリー走行1回目 11番手 1分23秒002フリー走行2回目 20番手 1分23秒883「今日はとても厳しい一日になった。先週のテストで、車は調子が良かったんだけれど、今日はコースの感じが完全に異なっていて、全体的にグリップ力が不足していた。状況は皆にとって同じだけれど、正しいバランスを見つけるために、ラストランで変更を加えるまで一日の大半を費やした。そのおかげで改善はしたけれど、今は、明日の予選と明後日の決勝に向けて、然るべき方向を見つけるために作業しなければならない。」 ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア「今日は厳しい一日だった。我々は、正しいバランスを見つけるために奮闘した。先週ここでテストした後だったから、それは残念なことだった。コンディションは先週から変化していて、先週よりもグリップが足りない。これから今日のデータと先週のデータを検討して、明日に向け改良をしなければならない。しかしながら、今日のタイムシートが示すほどに状況が悪いとは思っていない。良い参考になる他のチームの車が周りに何台かいるので、車のパフォーマンスに関してはそれほど心配していない。」 新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター「欧州ラウンドの初戦であるスペインGPは各チーム懸命にアップデートを行ってくるので厳しい戦いになることは予想していたが、初日はまさにその通りになってしまった。新しい空力パッケージを持ち込み、セッティングを進めたが、うまくバランスをとることができずに終わってしまった。しかしメカニカルなものも含めてヤルノ、ティモ両ドライバーで色々試した結果、データはしっかり取れた。これをしっかり活かしてよいセッティングを見つけ、明日の予選では2台そろって上位を目指したい。」