トヨタは、F1ドイツGPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが14番手、ティモ・グロックが19番手だった。ヤルノ・トゥルーリ (14番手)「今日は天気が全く味方をしてくれなかった。風がとても強く、気温もすごく低かった。一般的に、僕たちのクルマに合わない天気なので、残念なことに、タイヤを適温に温めることに苦労した。僕たちは競争力が充分あるので、大きなトラブルもなく予選第1セッションを通過したものの、雨が降り出してしまった。予選第2セッションの後半、残念なことにその時の天候に適したタイヤを履いておらず、トップ10に入...
ティモ・グロック (19番手)「全く期待はずれの順位。僕の地元で開催されるGPだから、良い結果を出したかった。シルバーストン以来、アタックするときに、タイヤの性能を最大限に引き出すことに苦労してきたが、今日も気温が低すぎ、タイヤが温まらず、同じ問題を抱えた。それが、温度だけによるものなのか定かでないが、予選でタイヤの問題が発生したため、僕たちは問題を解決しなければならない。予選第2セッションからは雨が降り始めたが、僕はウェットコンディションには強いにもかかわらず、第2セッションに進めなかったのは、本当に残念。明日も雨かもしれないので、決勝で良い結果を得るチャンスが僕にあると思う」パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)「こんなに悪い結果になるとは、もちろん思っていなかった。昨日から今日のフリー走行3回目までは、クルマは2台とも問題なく、とてもスムーズに来た。セットアップは適切にやったが、見ての通り、予選では変わりやすい天気に手こずった。グロックは、予選第1セッションでの、スーパーソフトタイヤを履いた走行中、後輪をロックさせ、トゥルーリは、予選第2セッションでウェットタイヤからドライタイヤに替えるタイミングが1周遅すぎた。今季私たちが維持している調子の良さを考えれば、あまりにも今日の予選結果は悪い。しかし、レースでは何が起きるか分からない。天候が悪い場合に備えてセットアップを準備したが、明日も雨が大きく決勝を左右するかもしれない」新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)「天候に翻弄され、思いもしない予選結果になってしまった。午前のフリー走行の状況から2台揃って最終予選進出を確信していただけに、残念で仕方がない。予選第1セッションのティモ、予選第2セッションのヤルノとも最後のアタックが天候に左右されてしまった。しかしクルマの状態は悪くなく、また明日も不安定な天候との予想もあり、フレキシブルな戦いで入賞、ポイント獲得ができるように頑張る」関連:F1ドイツGP 予選:マーク・ウェバーが初ポールポジション獲得!
全文を読む