先週のホッケンハイムテストで、新しい背びれ型のエンジンカバーをテストしたトヨタF1チームだが、ドイツGPでは使用しないことを決定した。マクラーレンとともに、ホッケンハイムでシャークフィンをテストしたトヨタF1チーム。マクラーレンのドイツGPでの使用は未決定であるが、トヨタはドイツGPでこのエンジンカバーを使用しない決定をしたようだ。新しいエンジンカバーは、トヨタが望んだ利益を生み出さなかったことようだ。しかし、チームはホッケンハイムでテストしたその他の改善に満足している。
パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー 「新しいホッケンハイム・サーキットは、以前のレイアウトに比べると、F1サーキットの中では平均的な性格だ。制動エネルギーは中間レンジで、ダウンフォースレベルは中から中高程度である。通常、平均より高いものは気温で、それは我々が時々目にするタイヤのブリスタリング(タイヤ表面に気泡が発生する症状)に関与している。周辺温度と路面温度はとても高い事がよくあり、それが唯一の本当に顕著な特徴であると言える。現在の仕様のタイヤでホッケンハイムに行くのは、今回が初めてになる。ホッケンハイムは少しマニクールに似ており、中程度に厳しいコースなので、慎重を期してブリヂストンは最も固いコンパウンド2種類を選択している。我々は、シルバーストンよりもマニクールで見せた、より高いレベルのパフォーマンスに期待している。それは、我々が再び先頭に近づきたいと思っていると言うことだ。実際のところ、マニクールとホッケンハイムはクルマの設定が非常に似ているので、良いレースができるだろう。」
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