トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、レッドブルからルノーに移籍したダニエル・リカルドの決断は“理解できないし、今後も理解できないだろう”と語る。ダニエル・リカルドは昨シーズン限りでレッドブルからルノーに移籍。今週末のF1オーストラリアGPは、レッドブルから支援を受けずにF1を戦う初めてのレースとなる。
ルノーへの移籍によって、ダニエル・ルカルドは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルによる優勝争いから、ミッドフィールドのトップ争いへと変化することになる。ダニエル・リカルドは、正しい選択をしたかと質問されたフランツ・トストは「いいや。私の意見ではそうは思わない。私の意見に過ぎないがね」と Autosport にコメント。「だが、正しい判断だったかどうかは今後明らかになるだろう」2011年にレッドブルからのローン移籍でHRTでF1デビューを果たしたダニエル・リカルドは、2012年と2013年にトロロッソに所属。その後、レッドブル・レーシングで5シーズンを過ごしたリカルドは、初年度には4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルを上回った。2016年シーズン途中からレッドブルの期待の星であるマックス・フェルスタッペンをチームメイトに迎えたダニエル・リカルドだが、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、リカルドをチームを去ったのは“フェルスタッペンとの戦いから逃げる”ためだったと語っている。ダニエル・リカルドはマックス・フェルスタッペンとの戦いから逃げたことを否定し、モチベーションを高めるためには環境の変化が必要だったとしている。フランツ・トストは「素晴らしい雰囲気を得たいのか、レースに勝ちたいのかを考えなければならない」とコメント。「レースに勝ちたいとき、ほとんどの場合、雰囲気は良くないものだ」「全てを得ることはできないものだ。妻や友人と一緒に家でそのような雰囲気を得られるかもしれない。だが、ガレージではそうではない。それが私の意見だ」ルノーでダニエル・リカルドのチームメイトとなるニコ・ヒュルケンベルグは、F1で表彰台未登壇記録を保持している。ニコ・ヒュルケンベルグの元チームメイトであるセルジオ・ペレスは、ヒュルケンベルグを過小評価はしていないとし、彼がダニエル・リカルドを上回ることを期待していると語る。「それを目にするのはとても興味深い」とセルジオ・ペレスはコメント。「彼らとは非常に接戦になると思う。実際、僕はニコが前にいることを期待している。予選、ポイント面でもね。ニコが彼を倒すと予想している。そうでなければ、彼は僕を失望させるだろう」「僕はダニエルのことはしらない。知っているのはニコのことだけだ。ニコはとても競争力のあるドライバーだ。彼ならやれるはずだ」
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