トロロッソ・ホンダは、7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの息子、ミック・シューマッハの獲得にむけて早くも準備を進めていると報じられている。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが2019年にレッドブル・レーシングへの移籍が決定し、ブレンドン・ハートレーもシート喪失の危機に立たされており、事実上、2019年は2つの空席ができていることになる。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはまだ多くの候補者を検討していると語っている。「2019年に関して、ショートリストではなく、ロングリストがある」とヘルムート・マルコは冗談交じりにコメント。「そこには10人の名前がある。メルセデスと契約しているドライバーが一人いるが、おそらく彼にはならないだろう。だが、あらゆることが可能だ」とメルセデスとコネクションのあるエステバン・オコンは除外している。現時点で2019年のトロロッソ・ホンダの候補には、マクラーレンを放出されるストフェル・バンドーン、元トロロッソのドライバーであるダニール・クビアトとセバスチャン・ブエミの名前が挙げられている。しかし、Motorsport Italy は、もう一人のターゲットとしてミック・シューマッハの名前を挙げている。現在、20ポイントのスーパーライセンスポイントを有しているミック・シューマッハは、現時点でヨーロッパF3選手権でランキング2位につけており、少なくとも3位でシーズンを終えれば、F1参戦資格となる40ポイントを満たすことになる。だが、ミック・シューマッハは、2019年はART Grand PrixからF2に参戦するとみられており、トロロッソは2020年にむけてミック・シューマッハとの契約の準備を進めていると考えられている。ミハエル・シューマッハは、フェラーリとメルセデスのドライバーを務めてきたが、現時点でミック・シューマッハは自動車メーカーとの育成契約は結んでいない。
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