トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、マクラーレンとホンダのF1プロジェクトがうまくいかなかったのはレッドブル・グループにとって幸いなことだったと語る。ホンダは2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したが、信頼性とパフォーマンス不足を理由でわずか3年で三行半を突きつけられる形でパートナーシップを解消した。
今年、ホンダはレッドブルの姉妹チームであるトロロッソと新たなパートナーシップを開始して改善を見せており、2019年からは本家レッドブル・レーシングへのパワーユニット供給が決定している。トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは「ホンダとの我々のコラボレーションは素晴らしい」と Marca にコメント。「ホンダは非常に優れた、非常に真面目な企業であり、彼らは昨年と比較して多くの改善を果たしている」フランツ・トストは、レッドブル・レーシングは現実的に2019年の早い段階でホンダと勝利を収めることができると考えている。「我々の体制でレースに勝つのは難しい。レッドブルには我々が抱えている3倍のスタッフがいる。全てが別のレベルだ。だが、ホンダはレースに勝つことを望んでいる非常に成功を収めてきた企業だ」とフランツ・トストはコメント。「カナダで我々はコンマ3秒の改善を与えてもらった。アメリカでもまた別の改善がもたらされるだろうし、2019年はもっと多くの改善がもたらされるだろう。パワーユニットは非常にコンペティティブなものになるとか確信している」レッドブル・レーシングがホンダのF1パワーユニットを搭載するという決定を発表した際、3年間のマクラーレンとのホンダとのコラボレーションの失敗を目にした多くのものが、その決定を冷笑した。しかし、フランス・トストは、むしろマクラーレンがホンダとのプロジェクトを成功させなかったおかげで、レッドブル・レーシングにホンダとワークスパートナーシップを結ぶ機会が訪れたと語る。「幸いにもマクラーレンはうまくいかなかった。私はすでに昨年にそれをわかっていたし、『神よ、あなたはあのような素晴らしい協力者と彼らが費やしてきた資金をどうして批判することができるだろうか?』と言っていたよ」とフランツ・トストはコメント。「我々は彼らのシャシーがベストではなかったことをわかっているし、現在では彼らが我々に笑いかけてくると、笑顔を返すことができると思う」現在、トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるブレンドン・ハートレーのシートには大きな疑問符が残されているが、フランツ・トストはピエール・ガスリーには“非常に感銘を受けている”と語った。
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