トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーが、ホンダF1との初の本格テストとなったF1プレシーズンテスト初日を振り返った。26日(月)にスペインのカタロニア・サーキットでF1プレシーズンテストがスタート。トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが走行を担当。ホンダの2018年F1パワーユニッット「RA618H」、そして「STR13」のシャシーのどちらにも大きなトラブルなく、初日に93周を走り切った。
「長いオフシーズンの準備期間を終えて、ニューマシンがコースで走るのを見られるのは最高の気分だ」とジェームス・キーはコメント。「今日もそうだが、今週のテストで私が一番重視しているのは、マシンの信頼性を確認できるだけの十分な走行距離を稼ぐことだ。それが、ドライバーにマシンを学ぶ十分な時間を与えるとともに、シーズン開幕に向けた準備の土台を築くことにもつながりる」「我々のドライバーは、昨年(フル参戦していないために)あまり走行機会を得られていないので、このテストが重要な準備期間となる。また、新しいタイヤやマシンのセットアップ、空力パフォーマンスなどといった基本事項の確認もしていかなければならないので、今日はいい形で初日を終えられたと言えるだろう」「テストプログラムの多くを、午後の厳しい天候によって短縮せざるを得なかったが、大きな問題が起きずに周回を重ねられた。この6カ月間、ホンダの仲間たちとは、将来を見据えながらいい仕事をしてきたし、それが今日のように励みになるスタートにつながったことをうれしく思います」関連:F1バルセロナテスト初日 結果:ダニエル・リカルドがトップタイム