トロ・ロッソは、ホンダの2018年型F1エンジン『RA618H』を新型F1マシン『STR13』に搭載して初始動。その後、シャレの効いたQ&Aでエンジンの始動について語った。トロロッソ・ホンダは14日(水)、新車『STR13』のホンダ製F1エンジンを初始動させたことを動画で報告。新たなパートナーであるホンダのエンジンサウンドを公開した。
ホンダは昨年まで3年間マクラーレンにF1パワーユニットを供給していたが、信頼性とパフォーマンス不足で契約を早期に打ち切られ、今年からトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給する。動画にはめ込まれたホンダのF1パワーユニットの画像は昨年型の『RA617H』だったこともあり、ファンから皮肉めいたコメントも寄せられた。『RA617H』は2017年にホンダがコンセプトを一新させて作り上げたパワーユニットだが、マクラーレンがAmazonプライムで公開したドキュメンタリー「グランプリ・ドライバー」では、ピンが合わずにパワーユニットをスムーズに搭載ができず、また初始動ではリモートでの点火がうまくいかず、手動でエンジンを点火させるというシーンが収められている。また、シーズン中にはエンジンブローが何度も発生し、合計で19基のICEを投入している。ファンからのコメントを踏まえ、トロ・ロッソはQ&Aという形式でホンダのF1エンジンの初始動が成功裏に終了したことを明白にした。点火には6回くらいかかりませんでしたか?いいや、エンジンは一発で点火した!動画の写真が昨年のホンダであることには気づいていますか?もちろん、気づいている。鋭いね。写真には昨年のものだと注釈がついていた。今年のエンジンを見せるわけにいかないでしょ?エンジンは壊れませんでしたか?正反対だ。予定通りに始動したよ。エンジンを始動させた後、ファクトリーは炎に包まれませんでした?我々のファクトリーは完全に大丈夫だ。ご心配ありがとう!『幸運を、君ならやれる!』たいしたことではないけど、ありがとう! ありがたく受け取っておくよ。関連:【動画】 トロロッソ・ホンダ、STR13でホンダF1エンジンを初始動