トロ・ロッソは、ホンダとの新しいエンジンパートナーシップによって健全な予算を確保。チーム代表のフランツ・トストは、そのおかげでトロ・ロッソは労働力を強化する機会を得ることができたと述べた。トロ・ロッソは、2018年からホンダを新たなパートナーに迎える。ワークスチームとしてホンダからF1パワーユニットを独占供給を受け、エンジンコストはホンダが負担するとされている。
ハースF1チームはフェラーリに年間2000万ユーロ(約26億5600万円)のコストを支払っているとされており、トロ・ロッソは、今年ルノーに支払っていたエンジンコストをその他の予算として使うことができるとともにホンダの技術リソースも活用できる。フランツ・トストは、ホンダとの契約のおかげでトロ・ロッソは研究開発部門に必要なスタッフを増員する機会を得ることができたとし、2018年F1マシン『STR13』の開発をプッシュできると期待している。「予選はひとつの話だが、インフラの構築とは別の話だ」とフランツ・トストはコメント。「そのような全てには時間がかかる。R&D側で緊急に何かを行う必要がある場合は、もちろん我々のリソース内でプッシュしていく。しかし、我々はそれをやっていかなければならないので、何名が新しい人材を招いている」一方、当初、トロ・ロッソは、姉妹チームと同じルノー製のパワーユニットを搭載することを前提に、レッドブル・レーシングと同じリアエンドを使用する予定だったが、ホンダにパワーユニットを切り替えたことで、変更を強いられることになったと語る。「我々は2018年にむけてまったく異なる計画を立てていた。レッドブル・レーシング、もしくはレッドブル・テクノロジーの完全なリアエンドを使用したいと思っていた」とフランツ・トストはコメント。「だが、我々は異なるエンジンのため、もはやそうではない。我々は成功するためにこのプロジェクトに人材を迎え入れる必要がある。だが、それは正常なプロセスだ」
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