トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、今年各チームが採用しているような醜いノーズデザインは来年にはなくすべきだと考えている。トロ・ロッソは27日(月)に2014年F1マシン『STR9』を発表。STR9は、細い先端が突起したフロントノーズ形状を採用している。トロロッソの他にも、フェラーリ、ロータス、マクラーレン、ザウバー、ウイリアムズといったチームが2014年F1マシンの画像を公開しているが、その奇妙なノーズ形状にファンの批判が高まっている。
今年から導入されるシャシーとノーズに関する規約の関係で、どのF1チームも奇妙なノーズ形状を採用せざるを得ない状況となっているが、フランツ・トストは、F1ではこのようなデザインは採用されるべきではないと考えている。「正直、このようなノーズは好きではない。F1にふさわしくない」とフランツ・トストはコメント。「これがエンジニアたちが見つけ出した空力的にベストなソリューションだ。だが、このようなノーズに大きな未来があるとは思わない」フランツ・トストは、来年には醜いノーズを排除するために規則を変更した方がいいとの考えを示した。「今年はもう不可能だが、おそらく来年に向けて検討することになるだろう」先週、ケータハムのチーム代表シリル・アビテブールは、規則によってF1マシンが醜いデザインにならざるを得ないことで、ファンが離れていくとの懸念を表している。「F1は、今もショービジネスであると考えている。人々を魅了しなければならない」とシリル・アビテブールはコメント。「子供たちがF1マシンを見たときに夢を見られるようでなければならない。しかし、今年のマシンを見たときに子供たちが夢を見るのか、もしくは悪夢を見るのかは私にはわからない」「これはF1全体の問題として対処する必要があるかもしれない。我々は夢を売らなければならない」関連:トロ・ロッソ、STR9を発表