2018年のSUPER GT 第2戦「富士500km」の決勝が4日(金)に富士スピードウェイで行われ、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝を果たした。決勝日の富士スピードウェイは快晴。ゴールデンウィーク後半ということもあり、サーキットには5万5000人が来場。気温は22度、湿度30%、路面温度37度というコンディションで決勝レースはスタートした。
1コーナーではポールポジションからスタートしたNo.38 ZENT CERUMO LC500の立川祐路がホールショットを奪うも、オープニングラップで3番手スタートのNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが首位に浮上。その後方でもレクサス勢による激しい3番手争いが繰り広げられる。その後、No.36 DENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンがハイペースで追い上げ、23周目にトップに浮上。2番手のNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rを引き離す。本大会は500km(110周)で行われ、ドライバー交換を伴う2度のピットストップが義務づけられる。34周目にNo.36 au TOM’S LC500を皮切りにGT500勢が1回目のピットストップを開始。34周目にはトップのNo.36 DENSO KOBELCO SARD LC500がピットイン。第2スティントでは、WECに参戦する小林可夢偉の代役としてGT500デビューとなった22歳の坪井翔が第2スティントでベストタイムを記録する素晴らしい走りを見せ、ベテランの松田次生が駆るNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rを引き離す。73周目のNo.36 au TOM’S LC500を皮切りにGT500勢が2回目のピットストップを開始。76周にNo.36 DENSO KOBELCO SARD LC500がトップでピットインし、ヘイキ・コバライネンに交代。だが、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rが素晴らしいピットストップで逆転。その後はロニー・クインタレッリがハイペースで飛ばし、コバライネンの差を広げて独走態勢。そのままNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がトップでチェッカーを受けた。松田次生はGT500で20勝目となり、GT500の最多勝利記録を更新した。2位にはNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/坪井翔)。冬季テストや開幕戦では大きくペースが遅れていたが、第2戦で見事な挽回を示した。3位にはNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)。以下、5位までレクサス勢が占めた。ホンダ勢はNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)の8位が最上位となった。GT300クラスは、No.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)が実質トップを譲ることのないパーフェクトなレースで優勝した。高木真一はGT300歴代最多となる19勝目を挙げた。2018年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 決勝 結果 (GT500)Po.No.マシンドライバータイヤWH123MOTUL AUTECH GT-Rロニー・クインタレッリ/松田次生MI12239DENSO KOBELCO SARD LC500ヘイキ・コバライネン/坪井翔BS 338ZENT CERUMO LC500立川祐路/石浦宏明BS6436au TOM’S LC500関口雄飛/ジェームス・ロシターBS 56WAKO’S 4CR LC500大嶋和也/フェリックス・ローゼンクヴィストBS16612カルソニック IMPUL GT-Rヤン・マーデンボロー/佐々木大樹BS 71KeePer TOM'S LC500平川亮/ニック・キャシディBS2288ARTA NSX-GT野尻智紀/伊沢拓也BS 9100RAYBRIG NSX-GT山本尚貴/ジェンソン・バトンBS30103CRAFTSPORTS MOTUL GT-R千代勝正/本山哲MI81117KEIHIN NSX-GT塚越広大/小暮卓史BS421219WedsSport ADVAN LC500国本雄資/山下健太YH41324フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠YH101416MOTUL MUGEN NSX-GT中嶋大祐/武藤英紀YH21564Epson Modulo NSX-GTベルトラン・バゲット/松浦孝亮DL 
全文を読む